ママチャリなどの自転車を購入するときに一緒にチャイルドシートを購入する方も多いですよね。
最初からチャイルドシートがついているママチャリであれば安心ですが、後付や別売りで一緒にチャイルドシートを購入するとなるとどのチャイルドシートを購入すればよいのか迷いますよね。
せっかくお子さんを乗せるのであれば安心安全なチャイルドシートを選びたいものです。
今回は安心できるチャイルドシートを購入するときに気をつけるポイントをまとめました。
また、こちらの「自転車のチャイルドシートの選び方 購入して使えないなんてことにならないために必ずチェック」にも詳細が記載されているのであわせて確認してみてくださいね。
この記事を書いているのは・・・。
東京都内に本社がある自転車店に勤めている奉行です。
良くも悪くも本音・第三者視点で専門的な立場から書いています。
競合企業や取り扱い自転車についても専門性高く正直に記載しているため、
本名ではなく奉行という名前で記載していますがご理解ください。
奉行について詳しくは→奉行のプロフィール
目次
絶対条件:自転車の荷台が最大積載重量キャリアクラス25kg以上でないとチャイルドシート(子供乗せ)はつけられない

一番重要でかつ見落としやすいポイントです。ママチャリに乗せるキャリア(荷台)には最大積載重量というのがあります。
このキャリアの 最大積載重量 が25kg以上でないとチャイルドシート(子供乗せ)は設置できません。
一般的に販売されている安いママチャリはキャリアは18kgのことが多くそのままだとチャイルドシート(子供乗せ)が設置できません。

これはJIS規格で決まっており、例えば25kgまで乗せてよいキャリアの場合「クラス25」や「C-25」、などと記載されていることもあります。
また、最大積載重量が25kgの場合、25kgまでのお子さんを乗せてよいわけではありません。
チャイルドシート(子供乗せ)の重さを引いたあとの重さになります。
そのため、チャイルドシートを設置したい場合、ママチャリ購入時はキャリアクラスが25kgまたは27kgを選びましょう。
ママチャリのキャリアがクラス18kgなどチャイルドシート(子供乗せ)不可の場合

この場合、自転車屋さんなどに持ち込んでいただくとキャリアの交換が可能です。
一般的な自転車屋さんであればクラス25kg以上のキャリアはおいていると思うので交換してください。
また、その時にスタンドの交換も一緒にすすめられると思います。
キャリアのクラスが低いとスタンドもそれ相応のことが多いため、スタンドの交換をすすめられたら一緒に交換をしてください。
お子さんが自転車の上であばれて倒れて怪我でもした日には後悔してもしきれませんので・・・。
お子さんが2人の場合 幼児2人同時基準適合自転車もある!!
後ろにチェイルドシートをつけてお子さんの乗せているだけではなく、前にも乗せている方をよく見ますね。
前につけてもよいママチャリにも基準があります。
それは「BAAマーク」と「幼児2人同乗基適合車」のマークがついている自転車です。
このマークがついていない自転車にお子さん2人を乗せることができませんので注意ください!
ママチャリのチャイルドシートだけ後付けで購入するときのポイント

チャイルドシートのみをネット通販で購入し取り付けたいというときには注意が必要です。
チャイルドシートの後付けは自転車安全整備士、自転車技士資格を持った自転車屋に取り付け依頼
ママチャリ程度だから自分で簡単にチャイルドシートの後付けで取り付けが出来るだろうと思っているあなた!!
取り付け失敗すると命に携わるものなので必ず自転車安全整備士、自転車技士に依頼をしましょう。後悔してからでは遅いですよ。
チャイルドシートを利用しなくなった後の用途
「ママチャリの後ろに乗せていたあの頃が懐かしい・・・」という時代がどなたにもやってきます。
お子さんも自転車に乗るようになると今まで使っていたチャイルドシートはどうしたらよいのだろうと考えるものです。
そのため、チャイルドシートは荷物入れになるタイプを強くおすすめします。
後ろのチャイルドシートであればお子さんがまたぐ部分の横側から荷物が落ちたら大変なので、防ぐためのガードがあるようなチャイルドシートを選ぶことをお勧めします。
チャイルドシートにお子さんが乗る期間は2~5年程度です。
そのため、後から利用価値がなくなるチャイルドシートを選ぶよりも、あとでもずっと使えるチャイルドシートがおすすめです。
ネット通販で自転車の後付けのチャイルドシートを購入するときに気をつけること 雨の日対策も必須です!

保育園の送り迎えなど雨の日も必ず行わなければならないのでレインカバーも必須アイテムです。
電動自転車であればパナソニック、ヤマハ、ブリヂストンなど大手メーカーの純正レインカバーがありますが、そうではないと対応しているレインカバーがわからないこともあります。
「とりあえずチャイルドシートだけ買って後からレインカバーは購入すればいいや。」という考え方だと対応するレインカバーがなく後悔するかもしれません。
そのため購入比較段階からレインカバーまで考えチャイルドシートを購入することをおすすめします。
ママチャリなどの自転車にチャイルドシート(子供乗せ)設置するときに注意する2つのポイントのまとめ
ママチャリにチャイルドシートをつけるときには最大積載重量の確認は最も重要で最低限比較検討しなくてはならない箇所になります。
チャイルドシート、レインカバーに関しては、規格にそったものがあり、お子さんがチャイルドシートを卒業しても荷台として利用できれば、どれでもとはいいませんがご予算とデザインで決めてよいかと思います。
クッションなどもネット通販で販売されていますが、完全にお好みなのでお子さんが固くて嫌がるような反応をしてからでもよいかもしれません。
(クッションが雨に濡れてしみこんだ状態で乗って不機嫌になるリスクのほうが高いかも。)
ママチャリにチャイルドシートを設置するとにはぜひこの記事を参考するとともに以下の「自転車のチャイルドシートの選び方 購入して使えないなんてことにならないために必ずチェック」もいっしょに確認していただくとより詳しくチャイルドシートについて理解できると思います。