ママチャリ、ママチャリと世の中は言っていますが、ママチャリは2種類あるのは気がついているでしょうか。
それはシティサイクルと軽快車の2種類です。
なんとなく日々の生活の中で「かっこいいママチャリ」「かわいいママチャリ」「おばちゃんが乗ってそうなママチャリ」等々雰囲気で感じるものがありますが、何でこれを感じているのでしょう。
もちろん、デザインやインチサイズである程度想定がつきますがそれ以上に根本的なママチャリの違いがあります。
この言葉の違いを把握しておくことで、ネット通販で購入する時にスムーズに目的のママチャリにたどり着くと思います。
俗にいうママチャリの中のシティサイクルと軽快車の違いをまとめました。
この記事を書いているのは・・・。
東京都内に本社がある自転車店に勤めている奉行です。
良くも悪くも本音・第三者視点で専門的な立場から書いています。
競合企業や取り扱い自転車についても専門性高く正直に記載しているため、
本名ではなく奉行という名前で記載していますがご理解ください。
奉行について詳しくは→奉行のプロフィール
目次
シティサイクルと軽快車の違い
シティサイクルは何となく聞いたことがある方も多いと思いますが、軽快車とは何ぞや?だと思います。
両方とも俗に言うママチャリなのですが、種類が違います。
シティサイクルの特徴
シティサイクルには軽快車とさまざまな違いがあります。
シティサイクルのハンドル
シティサイクルの特徴については「シティサイクルとは?特徴やおしゃれな種類、おすすめの人気自転車を紹介」にも詳しい情報を掲載しているのであわせて読んでみてください。
シティサイクルを見分ける最も大きな特徴としては、ハンドルがまっすぐになっているママチャリです。
ハンドルがまっすぐになっているとやや前傾姿勢になり脚に力が伝わりやすくスピードがでやすいのが特徴です。
そのため、ハンドルがまっすぐなシティサイクルは若者に人気なのでスタイリッシュに見えます。
シニアの方や地方によっては「トンボハンドル」などという方もいますね。
シティサイクルのキャリア、スタンド
シティサイクルの場合、キャリアは一般的にはついていません。
また、スタンドは1本スタンドです。
これはなぜでしょう?
明確な答えがないのですが、たぶん軽量化が当初の目的だったのだと思います。
キャリアは数百グラムの後半から1kg程度はあります。
後ろキャリアが必要なければ取り除いたほうが軽量化できスムーズにこげますよね。
また、一本スタンドと両足スタンドを比較しても同じく数百グラムは重さが違います。
納得です。
よく見てみると同じ理由か子供用自転車にもキャリアはなくスタンドは1本スタンドになっています。
軽快車の特徴
俗にいうママチャリという言葉は俗語でママチャリの正式名称は軽快車です。
軽快車の特徴についてまとめています。
軽快車のハンドル
軽快車のハンドルはセミアップハンドルという手前にハンドル部分が曲がっているママチャリです。
一般的にママチャリというとこちらのママチャリを思い出す方が多いかもしれません。
シティサイクルと違い、ハンドルが手前に曲がっているので、姿勢が起き上がり安定してハンドル操作ができるようになります。
スピードより安定性を求めているのでママがのるチャリということでママチャリになったのでしょうか。
軽快車のキャリア、スタンド
上記のシティサイクルにも記していますが、シティサイクルと違いキャリアはついており、スタンドは両立スタンドになります。
キャリアは荷物を運ぶために必要なので、毎日の買い物に利用するママなどにはキャリアつきがやはりおすすめですね。
また、スタンドは一本スタンドと比較するとやはり安定性にすぐれます。
安定性を求めたのがママチャリの中でも軽快車の特徴・違いといえるでしょう。
ママチャリとシティサイクルと軽快車は一般用語か
日本国内で「ママチャリ」「シティサイクル」「軽快車」がどの程度検索されているのかgoogleTrendsというツールで検索してみたところやはりママチャリという言葉が圧倒的に検索されていました。
ママチャリ67に対しシティサイクル10、軽快車2の割合です。
特徴としてはママチャリは全国で検索されているのに対し、シティサイクルは関東、関西、愛知県、広島県など比較的都心で検索されているようです。
軽快車も同じような傾向ですね。
ちなみに自転車とママチャリを検索してみると
ちなみに自転車とママチャリを比較検索してみると結果はご覧いただければわかりますが、圧倒的に自転車のほうが検索されているようです。
自転車というとクロスバイクやロードバイク、折りたたみ自転車、マウンテンバイク、電動自転車などすべての自転車が含まれるので当然といえば当然です。
さらにママチャリに乗っていても自転車保険でしたらママチャリに乗っていても自転車通勤だったり・・・。
自転車77に対しママチャリ1の検索数です。
実際に楽天市場で検索してみると・・・。
実際にこれら言葉で検索してみると楽天市場ではどのような違いがあるか調べてみました。 (2021年4月時点)
自転車1,508,200件、ママチャリ 27,731件、シティサイクル9,375件、軽快車 7,367件でした。
(以下の画像は2019年6月時点のものです。)
検索結果の内容をみると軽快車の検索結果にシティサイクルが入っていたり、一方、シティサイクルの検索結果に軽快車が入っていたりと混在していました。
シティサイクルの中に軽快車が入っているのは厳密にいうとおかしいのですが、一般用語化しつつあるシティサイクルの中に軽快車が入っているのは何となく理解できますが、理解できませんね、楽天市場さん!
ママチャリ、シティサイクル、軽快車の違いのまとめ
ママチャリは大きく分けて2種類あります。
ハンドルが水平、キャリアはなし、スタンドは1本スタンドのシティサイクルタイプ。
ハンドルが手前に曲がっている、キャリアあり、スタンドは両立スタンドの軽快車タイプ。
この2種類の違い覚えておくだけでネット通販で購入する時に間違いにくくなると思います。
ネット通販で購入するときの検索用語として使い分けるのは難しそうですが・・・。