自転車を通販や店頭で購入するときに何を基準に選んでよいのか迷うと思います。
今回はママチャリに焦点をあて、自転車の選び方のポイントをまとめたので参考にして頂ければと思います。
ママチャリを含んだ自転車全体の選び方については「さまざまな角度から自転車の選び方を解説 車種、目的、身長、男女年齢、通勤通学などなど」を、通販に限った場合、こちらの「通販で自転車を購入のポイントまとめ。確認すべきポイント多数」もあわせて確認するとよりよい自転車が手に入ると思います。
この記事を書いているのは・・・。
東京都内に本社がある自転車店に勤めている奉行です。
良くも悪くも本音・第三者視点で専門的な立場から書いています。
競合企業や取り扱い自転車についても専門性高く正直に記載しているため、
本名ではなく奉行という名前で記載していますがご理解ください。
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目次
ママチャリの選び方はスペック。次にデザイン
ママチャリを通販で選ぶときは検索するキーワードとしては「自転車 通販」や「ママチャリ 通販」などが多いと思います。
そうすると非常にたくさんの検索結果が表示され、そこから絞り込み自転車を選ぶことが大変です。
googleで「自転車 通販」や「ママチャリ 通販」を検索すると以下のようになります。
- 自転車 通販・・・・・約 116,000,000 件
- ママチャリ 通販・・・約 13,300,000 件
自転車のほうが桁数が多いのは自転車の中にはクロスバイクやロードバイク、電動自転車など様々な種類が含まれているためだと考えられます。
まずママチャリの選び方は第一にインチサイズを決める

ママチャリに限らず自転車を選ぶときの選び方第一はインチサイズです。
自転車のインチサイズは大人であれば26インチまたは27インチが基本です。
電動自転車の場合20インチの電動自転車を選ぶ方法もありますが、一般的なママチャリであれば26インチまたは27インチになります。
20インチだとママチャリではなくミニベロという種類の自転車になります。
26インチの場合身長は140cm以上、27インチの場合は150cm以上の身長があれば乗ることができます。
最低身長だから180cmの方が26インチの自転車に乗れないのかというとそうでもなくサドルをあげれば充分に乗ることができます。
また、サドルと一緒にハンドルも上にあげることでより乗りやすくなります。
クロスバイクを選ぶ場合インチサイズよりもフレームサイズを考える
ママチャリでも同じことが言えますが、クロスバイクの場合フレームサイズを中心に適正身長を考えるのが基本です。
例えば、クロスバイクでフレームサイズ500mmであれば170cm 〜 180cmというようにフレームサイズで適正身長の下限上限がある程度決まっています。
同じように一般的ではないですが、ママチャリもフレームの大きさが小さいと身長が大きい方は小さく感じるかもしれません。
ママチャリの選び方 第二は変速ギアの有無と種類

ママチャリの選び方のポイントとして変速ギアの有無があります。
当然変速ギアつきのほうが価格は高くなります。
しかし、ママチャリをはじめとする自転車の変速ギアには種類があり、大きく分けて2種類あります。
それは外装変速ギアと内装変速ギアです。
外装変速ギア
一般的にギアがついている自転車として思い浮かべるギアが外装変速ギアです。
ギアが外部にむき出しになっており、変速ギアをチェンジするとガシャガシャ音がなるタイプです。
この外装変速ギアはペダルをこぎながらでないとギアチェンジができません。
内装変速ギア
パッと見は変速ギアがないシングルギアタイプの自転車のように見えます。
しかし実際は変速ギアが内部に設置されておりギアチェンジができます。
一般的には外装変速ギアよりも内装変速ギアのほうが価格は高いです。
理由としては、以下です。
- ペダルをこがなくてもギアチェンジができる
- 仕組み上ギアが外れることがほとんどないためほぼメンテナンスフリー
ただ、技術の発展に伴い最近はだいぶ外装変速ギアもメンテナンスが楽になってきたため、内装変速ギアは最近は減ってきています。
外装変速ギアか内装変速ギア、どちらの変速ギアの自転車を選ぶかはお好みですが、ママチャリの場合内装変速ギアの場合割高感があります。
選ぶときの注意点 自転車のギアメーカーはほぼシマノ製

ママチャリの選び方のおすすめポイントとしてあげられるのが「当店のママチャリはシマノ製変速ギアを利用しています!!」というおすすめの仕方をしている店舗が多いです。
しかし、世界の自転車の変速ギアの約80%がシマノ製ギアといわれています。
日本のママチャリに限ってはもっと市場シェアは高いと思われます。
そのため自転車の選び方として「このママチャリはシマノ製ギアを使っているからこれにしよう!!」というのはおすすめできません。
ほとんどの変速ギアつきのママチャリはシマノ製ギアなので。
逆にシマノ製ギアを利用していないママチャリがあれば紹介してほしいくらいです。
ママチャリの選び方の第三はオートライトかブロックダイナモライトか

自転車のライトは大きく分けると3種類に分けられます。
オートライトのママチャリ
名前の如く、オートライトは自動で点灯する自転車のライトです。
このオートライトの最大の特徴はブロックダイナモライトと異なりライトがついてもペダルが軽いということです。
ペダルが軽くかつギーギーと音もしないため夜の自転車ライフを快適に過ごすことができます。
オートライトの中でも選び方としては、LEDオートライトかそうでないかという点だと思います。
ブロックダイナモライトのママチャリ
ブロックダイナモライトは昔からあるタイヤにライトの発電部分がこすれて発電するタイプのライトです。
ギーギーと音がしタイヤとこすれるため音が発生します。
メリットは安い価格でしょうか。
ブロックダイナモライトの中で選び方というのはオートライトと同じくLEDライトか否かという点です。
また、ブロックダイナモライトの場合、数は少ないですがハンドル部分手元にスイッチがついているタイプのライトもあります。
安いシティサイクルを探している場合「安いシティサイクルはこれだ!価格とスペックから判断する安いシティサイクル特集」にも情報を掲載しています。
そのほかライトのママチャリ
多いのは電池式のライトですが、電動自転車では電動自転車のバッテリーから、またソーラー充電式など様々な種類のライトがあります。
ライトの選び方としては価格だけに縛られず機能をしっかりと確認しましょう。
ライトなどの自転車アクセサリは定価販売している店舗と値引きしている店舗の差が大きく同じ価格でも性能はだいぶ違ってきたりもします。
選び方に注意が必要な自転車パーツです。
ママチャリの選び方の第四のポイントは後ろの荷台やかごのスペック

インチサイズ、変速ギア、ライトの最も重要な3点ですが、次いで選び方のポイントとしては後ろ荷台やかごなど荷物を運ぶパーツのスペックです。
それぞれ重要な箇所は以下のとおりです。
キャリア(自転車の荷台)の選び方
後ろにかごをつけるか否か、チャイルドシートをつけるか否かという点の確認が必要です。
後ろかごをつける場合、後ろかごがつけられる後ろ荷台かどうかの確認が必要です。
具体的にはパイプキャリアなどデザインにこだわった荷台は後ろかごが後からつけられないものがありますので、ご注意ください。
チャイルドシートをつける場合も注意が必要です。
後ろの荷台の最大積載量が25kgでないとチャイルドシートは設置することができません。
そのため後ろ荷台の最大積載量に注意が必要です。
チャイルドシートをつけないことを前提のママチャリが多いのでその場合、後ろ荷台クラス18(最大積載量18kg)などの表記があります。
詳しくは以下「ママチャリにチャイルドシート(子供乗せ)をつける時の注意点」を読んでいただければと思います。
また、電動なしのママチャリにチャイルドシートを付けてのる場合、「電動なしの子供乗せ付き自転車の選び方を詳しく解説 おしゃれな3人乗り自転車やチャイルドシート付格安自転車まで」に選び方など情報を掲載しているので参考にしてみてください。
ママチャリの選び方にこまらない4つのポイント!通販も店頭でもまずは確認!のまとめ
自転車の選び方でポイントとなるとは以下の4つです。
- タイヤのインチサイズ
- 変速ギアの有無
- オートライトの有無
- かご、後ろ荷台のスペック
フレームの形状やカラーなどはお好みで選んでください。
この選び方さえ間違えなければ通販や店頭で自転車、特にママチャリを購入するときに失敗することはないと思います!