ママチャリなどの自転車のハンドルは普段調整しようとしませんが、いざ交換や調整しようと思うと何がどのように行っていいのかがわかりにくいものです。
ママチャリのハンドルの調整方法をは主に2種類で角度の調整と高さの上げ下げの2種類です。
ここではハンドルの高さの上げ下げや適正な高さ、角度の両方とも説明したいと思います。
ママチャリのハンドルがガタついているときにも利用できるのでガタつきを直す手順としても読んでくださいね。
この記事を書いているのは・・・。
東京都内に本社がある自転車店に勤めている奉行です。
良くも悪くも本音・第三者視点で専門的な立場から書いています。
競合企業や取り扱い自転車についても専門性高く正直に記載しているため、
本名ではなく奉行という名前で記載していますがご理解ください。
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目次
ママチャリなど自転車のハンドル調整に必要な工具
自転車のハンドルの高さの調整に必要な工具としては六角レンチが必要です。
ほとんどのママチャリは6mm径サイズの六角レンチの径があいます。
ドライバーでは調整ができないので注意が必要です。
ママチャリのハンドル高さの調整方法

自転車のハンドルの高さの調整はハンドル部分のステムと呼ばれている箇所をゆるめて調整します。
ハンドルが左右に動いてしまう場合もこの方法で調整できます。
ハンドルの高さを調整するママチャリのステムはハンドルの中心部にある穴です。
ママチャリによってはハンドルキャップと呼ばれているゴムのキャップがついていたりします。
その場合はキャップをとると六角レンチがあいそうな穴が開いていると思います。
自転車の六角レンチを穴にさし力ずくで回せばゆるみます。注意しなければならない点はとにかく力を入れて回すです。
一度回ってしまえば力を入れなくても回りますが、回り始めるまでがとにかく固いです。
ゆるみ始めて2~3周まわせばOKです。
ぴったりとハンドルが差し込まれているので、あとは上げる下げるをお好みで調整してください。
ポイントとしては、ハンドルを上げる場合、横から見ると線が刻まれています。その線が規定の最大の高さなので注意してください。
また、長年乗った自転車だとハンドルの上げ下げが固くて行いにくい場合があります。
その場合は足でタイヤをはさみハンドルを左右に曲げるように徐々に上げる下げるなどをすると動くようになります。
お好みの高さまでハンドルを調整できたら再び六角レンチでとめます。
このときに1点注意事項があります。
ハンドルの上げ下げのほか左右の調整もこの機能で出来てしまうため、締めるときにハンドルがまっすぐになっているかの確認をしながら締め上げてください。
左右どちらかに少しでも曲がってしまうと違和感だけではなく、運転がしにくくなり事故のもとになってしまうので、注意が必要です。
また、締めるときはかなり力をいれて限界まで締めてください。
ママチャリのハンドル角度の調整方法

自転車のハンドルの角度調整ですが、同じく六角レンチで調整します。
ハンドルバーが上下に動く場合もこの方法で調整します。
高さとは違う穴で緩め調整ができるのですが、場所がわかりにくいです。
六角レンチを差し込む穴は高さを調整したの穴の裏側にあります。かご側から見ると見えると思います。
ここに同じように六角レンチを力ずくで回すとゆるみ調整が可能です。
高さを調整する穴と比較すると角度を調整する穴のほうがわかりにくくブレーキワイヤーなどがからみ作業がしにくいです。
基本的には組み立てられた段階で最適な状態でハンドルの角度は調整していると思うのでこちらはあまり調整することはありません。
同じく締めるときはかなり力をいれて限界まで締めてください。
ママチャリのハンドルはどの高さや角度が適正か
ママチャリのハンドルの高さに関しては、グリップを握ったときにやや前傾姿勢になる高さと角度が適正です。
人により好みや体制がことなるので正解はありませんが、基準はハンドルの高さはサドルから10cm~15cm程度高くなるのが一般的な適正な高さです。
また、角度に関してはハンドルが地面と水平になるようにするのが適正ですが、ブレーキに関しては握り方の個人差があるため、自然に握れる角度であれば問題ないです。
なお、自転車屋でハンドルの高さや角度を調整してもらうと料金は500円以内の店舗が多いと思います。
ママチャリなど自転車のハンドル角度高さ調整のまとめ
ママチャリなどの自転車のハンドルの高さ角度を調整するには六角レンチを利用し、作業を行います。
ハンドルの中心部は高さの上げ下げ調整穴があり、その裏側にはハンドルの角度の調整穴があります。
両方ともきつく締められているので、非常に力がいります。また調整後締める時も非常に強い力で締めることが重要です。
適正な高さや角度は人それぞれですが、ハンドルはサドルから10~15cm程度高いのが適正です。
この点に注意してママチャリの調整をすると失敗なく作業ができると思います。