
日々ママチャリに乗っていると、重量が重いせいか進むスピードが遅くこぐのが重く、軽量化されたママチャリがほしいなと思っています。
ママチャリはある程度完成された自転車の車種なのか、そもそも自転車として軽量ニーズがないのか、クロスバイクやロードバイクと異なり軽量化にはスポットがあたりにくい自転車の車種です。
今回は軽量ママチャリはどのような自転車で、どの自転車が軽量なのかをまとめてみました。
この記事を書いているのは・・・。
東京都内に本社がある自転車店に勤めている奉行です。
良くも悪くも本音・第三者視点で専門的な立場から書いています。
競合企業や取り扱い自転車についても専門性高く正直に記載しているため、
本名ではなく奉行という名前で記載していますがご理解ください。
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目次
軽量ママチャリの条件とは
ママチャリの何を基準に重い軽いを決めるのかは主観なところもありますが、平均的なママチャリの重さについては、別途まとめた「ママチャリの平均的な重さは何キロ?を調査しました」を読んでいただければ標準的なママチャリの重量はわかると思います。平均は18.5kgです。
軽量ママチャリの条件としては、以下が考えられます。
ママチャリのインチサイズが小さいと軽い
最も手っ取り早く軽量ママチャリを探す方法です。
イメージしやすいのですが、タイヤサイズの小さい子供用自転車と大人用自転車の重さを比較したときに子供用自転車が軽いということと同じです、
ママチャリのタイヤインチサイズが小さいほど軽いママチャリが多いです。
タイヤのインチサイズはママチャリの場合26インチが最も標準的で、大きいタイプだと27インチ、小さいタイプだと24インチがあります。
22インチ以下になると子供用自転車として認識され発売されていることがほとんどですが、24インチのママチャリの場合大人用自転車として販売されているママチャリもあります。
そのため、24インチの軽量ママチャリを探しているのであれば24インチのママチャリを探せば比較的軽いママチャリを見つけられると思います。
ママチャリのフレームが細いと軽い
ママチャリの重さのうち半分以上がメインとなるフレームの重さになります。そのため、軽量ママチャリを探すのであればフレームが軽いママチャリを探すのが近道です。
どのようなママチャリのフレームが軽いかというと材質が同じであればフレームが細いママチャリが比較的軽いです。
例えばダブルループフレームのママチャリです。ダブルループはハンドルとサドルの間が2本に分かれているママチャりのなかでは標準的なタイプの自転車フレームタイプです。
軽量化を狙っているわけではないと思いますが、汎用的なため、安い自転車に多く、比較的軽くなりやすいです。
一方で、1本フレームのママチャリは軽量化しにくく重くなってしまう場合が多いです。
理由は軽くフレームが1本だと耐久性をだすためにフレーム自体を太くがっしりしなくてはならないため、デザインはおしゃれでも軽量をあまり考えていないママチャリが多いです。
また、オリジナルフレームに関しても同じで軽量よりもママチャリのデザインを優先してしまい重量が重くなってしまうことが多いです。
ママチャリのフレームの素材が軽い素材
ママチャリの重量を決定付ける項目としてフレームの素材があげられます。
ママチャリのフレーム素材はほとんどがハイテンスチールという素材です。
ロードバイク等より軽量が必要な自転車車種ではアルミ、カーボン、クロモリ、チタンなどもありますが、これらで自転車を作成すると金額が高くなるため、ママチャリではほとんどニーズがなく、安価で加工がしやすいハイテンスチールのママチャリが多いです。
通販で購入しようとするときにはフレームの素材記載がされていないものはハイテンスチールと認識いただいて問題ないと思います。
楽天市場でハイテンスチール以外のフレーム素材で軽量化されている自転車は1車種のみみつけました。
アルミフレームで自転車の車種名もアルミーユとアルミフレームで軽量化されていることをおしているママチャリです。重量も約16.9kgと軽量です。
アルミの自転車については「アルミフレームママチャリ特集!通販で購入できる全車種を細かく紹介!」に詳しい情報を掲載しているのであわせて読んでみてくださいね。
ママチャリのパーツが最低限のみだと軽い
ママチャリの軽量を決める要素として自転車パーツもあります。一般的にママチャリとよばている自転車には2種類あります。それは軽快車とシティサイクルです。
この違いについては、「ママチャリ、シティサイクル、軽快車の違い」をご覧ください。
例えば、同じ26インチのママチャリであれば軽快車よりシティサイクルのほうが軽いです。
理由は、一般的なシティサイクルにはキャリア(荷台)がついていなく、スタンドが一本足スタンドのためです。
ハンドルが手前に曲がっている軽快車の場合、キャリア(荷台)がついておりスタンドが両立スタンドタイプのためシティサイクルよりも重くなります。
種類にもよりますがキャリアとスタンドの種類が違うことで1kg前後の重量が変り軽量化されます。
また、ギアの有無によっても重量は変わってきます。ギアも種類により重量は変わってきますが、おおよそ変速ギアの有無で900g程度は軽量できます。
おすすめのシティサイクルについては「おすすめのシティサイクルを徹底解説 購入する時のポイントやおしゃれな自転車など解説」に掲載しています。
軽量ママチャリを探す方法のまとめ
軽量ママチャリを探すためにはポイントはいかのとおりです。
- 女性やシニアの方であれば24インチのママチャリを検討
- フレームが細いママチャリを検討
- ロードバイク等にも利用される素材を検討(現状アルミフレームのみ)
- 軽快車よりもシティサイクル型のママチャリを検討。
- 変速ギアありよりも変速ギア無しのママチャリを検討
ただし、24インチのママチャリは小さく感じる方も多く、フレームが細いと耐久性を要確認となり、アルミフレームは価格が高く、シティサイクルは軽快車と比較しスピードを出しやすいため安定性に欠け、ギアなしだと坂道などに苦労するというデメリットもあります。
妥協できる点は妥協しつつ軽量ママチャリを探してみてください!