電動自転車を通販で購入するということも非常に増えてきました。
やはりネット通販だと電動自転車が安く購入できるため、お買い得感がありますよね。
今回は電動自転車を通販で購入するときに気をつけるべき基本的なメリットデメリットをまとめました。
電動自転車に限らず通販で自転車を購入する時のポイントは「通販で自転車を購入のポイントまとめ。確認すべきポイント多数」にまとめていますので一緒に確認してみてくださいね。
この記事を書いているのは・・・。
東京都内に本社がある自転車店に勤めている奉行です。
良くも悪くも本音・第三者視点で専門的な立場から書いています。
競合企業や取り扱い自転車についても専門性高く正直に記載しているため、
本名ではなく奉行という名前で記載していますがご理解ください。
奉行について詳しくは→奉行のプロフィール
目次
電動自転車の受け取り方法、送料を確認する
電動自転車など自転車は特殊な商品通販で購入したにも関わらず、配送がされる店舗までとりにいかないといけない場合があります。
これはメリットでもありデメリットでもあります。
電動自転車を通販で購入して店舗で受け取るメリット
電動自転車を店舗で受け取るメリットとしては、複数あります。
メリットは店舗で電動自転車の開梱と初期メンテナンスをしっかり行ってくれる
電動自転車のような高額商品だと安物商品と異なりしっかりとメンテナンス調整をされて初期不良がないように受け取りたいですよね。
電動自転車の通販で自宅に配送されて初期不良があった日には、さらに電動自転車の交換などを行うと実際に乗れる日までさらに長くなってしまいます。
メーカー取り寄せで販売している通販店舗が多いため、電動自転車に初期不良があり自転車の交換となるとざっと2週間くらい乗れる期間が延びるでしょう。
しかし、店舗受け取りを行う場合、店舗でしっかりと調整を行ってからの受渡しになるので、初期不良が発生する具合が極めて低いです。
万が一、電動自転車に乗ってすぐおかしなところをみつけたら直ぐに納品された店舗にもって行けばその場でメンテナンスをしてくれるので安心です。
また、電動自転車のような大型商品は梱包量も多いです。
配送会社が梱包を取り外して持ち帰りをしてくれるようなオプションもある店舗もみかけますが、ほとんどの店舗でそのようなことはなく、梱包をあける作業は購入者自身で行わなければなりません。
電動自転車はものが大きいだけに開梱作業が非常にめんどくさく、電動自転車のゴミは45リットルゴミ袋を2袋分くらい利用します。
しかし、通販で購入し店頭受け取りを行う場合、ゴミの持ち帰りは必要なく開梱作業まで店員さんが実施してくれるので非常に楽です。
電動自転車を通販で購入して店舗で受け取るデメリット
デメリットは電動自転車を受け取りに行く交通手段、店舗までの距離、当日の天気
デメリットとしては、電動自転車を店舗までとりにいかないといけない点です。
通販で購入すると受渡し日の調整を店舗と購入者で行います。
受渡し日が雨だったら最悪です。
店舗から雨の中電動自転車に乗って帰ってこないといけません。
受渡日の再調整はできると思いますが、せっかくわざわざ時間をつくってとりに行くのに再度時間をつくらないといけないのは手間です。
また、店舗までの交通手段と自宅までの距離を考えることも重要です。
通販で購入したらか自宅まで配送だとこの問題は全く考えません。
自宅から店舗までどのような交通手段で向かうのかを考える必要があります。
歩いていけるのか公共交通機関を利用するのかなどです。
店舗までタクシーで向かうとなると何のために安い通販で購入したのかがわからなくなってしまいます。
また、店舗までの距離をあらかじめ考えておかないといけません。
距離に関しては、通販で購入するタイミングで細かく調べておかないと帰り道が電動自転車で非常に時間がかかるということにもなりかねないです。
デメリットは電動自転車を自宅まで届けてもらう場合、電動自転車の送料を確認
電動自転車は大型家電の一種です。
大型家電は送料が非常に高くなる場合があります。
これは店舗と運送会社の契約によるものが大きいです。
この送料が購入者負担となるのか店舗負担になるのかを事前に確認をとりましょう。
通販サイトの決済ページに送料が自動計算されると思いますが、本体価格が安くお買い得だと思ったら実際は送料が非常に高く他の通販店舗より割高だったということもあります。
送料が高く設定されていること自体は事実で致し方がないのですが、誤って確認せず決済してしまい結果として損をするということがないように注意してください。
電動自転車の支払いができるのか。10万円の壁 通販のデメリット

電動自転車は10万円を越える高額自転車が多いです。
10万円を超える場合に気をつけたほうがよい点は支払い方法です。
具体的には、クレジットカードや携帯電話での請求払いです。
クレジットカードでセキュリティや与信の関係上一回や一日に利用できる上限金額が決まっている場合があります。
それが10万円で設定されているとクレジットカードで支払いを行うときにオーソリがNG判定となってしまい支払いができないということがあります。
また、同じように携帯電話での支払いでも同じことがいえます。
この支払い方法が限られるというのは高額商品を通販で購入する時のデメリットです。
「ソフトバンクまとめて支払いの場合」通常20歳以上でも一ヶ月の支払い上限金額は10万円までと定められています。
そのため、ソフトバンクまとめて支払いでは10万円以上の電動自転車は通販で購入ができません。
またドコモの決済サービスに関しても上限は10万円です。
auWALLETは100万円まで対応しています。
電動自転車の納品まで時間がかかるのがデメリット
電動自転車を通販で購入する場合、通販販売店は基本メーカーへ自転車を取り寄せします。
そのため、通販で注文してから自宅まで届くのに2週間以上かかることが多いです。
店舗で購入した場合は在庫がある自転車に関しては即日持ち帰りができるため、この点はデメリットといえます。
電動自転車のバッテリー容量と走行距離の目安

ネット通販限定の電動自転車を購入するときに見落としがちなのがバッテリー容量と走行距離の目安です。
格安電動自転車は安くてお買い得感が非常に強いのですが、バッテリー容量と走行距離の目安を必ず確認するようにしましょう。
日本の電動自転車はパナソニック、ヤマハ、ブリヂストンが3強でシェアを分けています。
これらメーカーの電動自転車は通常1回の充電で数十km後半から100kmくらいは走ります。
しかし、格安の電動自転車はバッテリが小さく弱く、1回の充電でエコモードでも20km~40kmしか走行できないという電動自転車がほとんどです。
格安電動自転車については「格安電動自転車は大丈夫か!?なぜ安いのかの理由にせまる」にも情報をまとめているのでいっしょに読んでいただけるとメリットデメリットがわかると思います。
充電をし忘れると重い自転車をこぐという大変なことになるため、しっかりと走行距離の目安を確認するようにしましょう。
またバッテリー容量も同じくチェックが必要です。
電動自転車のバッテリーはリチウムイオン電池という種類のバッテリーを利用しています。
スマホなどのバッテリーと同じ原理で大きくしたものです。
スマホも充電を繰り返していると充電を100%にしても消費が早くすぐに電池切れを起こしてしまいます。
同じように電動自転車のバッテリーもリチウムイオン電池なので繰り返し充電を行っていると100%充電しても0%になるのが早くなります。
これは数百回充電すると起こりうる現象です。
バッテリー容量が小さいと充電頻度が多くなりリチウムイオン電池の劣化が早くなります。
また、劣化したリチウムイオン電池では走行距離が稼げず、最初は20km~30km走れていたものが、半分の10km~15kmしか走れなくなったということも起こりえます。
そのため、安いというだけで通販で格安電動自転車を選ぶのではなく、今後数年どの程度電動自転車に乗るのかを考え最適なバッテリーが搭載されている電動自転車を選びましょう。
電動自転車のバッテリーについては「電動自転車バッテリーの悩みを解決 寿命確認や値段、処分リサイクル方法など」により詳しい情報を掲載しているのであわせて確認してみてください。
通販サイトのレビュー評判をしっかり確認する

通販で電動自転車以外を購入するときにもいえますが、レビューやサイト、製品の評判をしっかり確認してから購入しましょう。
店舗の対応方法も評判として確認する必要はありますが、それ以上に電動自転車本体の評判をしっかりと確認してから購入するようにしましょう。
特に格安電動自転車を通販で購入する場合、想像以上に重くこぎにくかったなど実際に乗ってみないとわからない粗悪電動自転車もあるのが事実です。
評判をしっかり確認し通販で購入するときにこの店舗でよいのかは最終的には購入者判断と責任になるため、慎重になりましょう。
通販で電動自転車を購入するときの基本的な4つのメリットデメリットのまとめ
通販で電動自転車を購入するときに確認すべき基本的なポイントは以下です。
- 店頭で受け取るか自宅まで届けてもらうかの受け取り方法と送料
- 支払い方法と上限金額の事前確認
- 格安電動自転車の場合バッテリー容量と走行距離目安を確認する
- 電動自転車自体のレビューを確認する
内容は基本的な事項のみをピックアップしました。
この問題をクリアすると次にどのメーカーの電動自転車があっているのかと悩むと思います。
どのメーカーがよいかは「 電動自転車を徹底比較!メーカー、コンセプト別の比較表もあり 」を参照頂けるとメーカーの違いがわかると思いますので、いっしょに読んでみてください!