
クロスバイクを通販で購入しようとするときに初めてのクロスバイクだとどの点を注意し、通販サイトから購入したらよいのかがわからないですよね。
ママチャリなどの自転車と比較するとクロスバイクは同じ自転車でも大きく異なり注意するポイントがたくさんあります。
今回は激安でクロスバイクを購入するポイントだけではなく、どのようなクロスバイクを購入してはダメなのか、おすすめの組み立て済みクロスバイクなどを紹介したいと思います。
なお、安くコスパがよいクロスバイクについては「初心者にもおすすめのクロスバイクを紹介 安くてコスパのよい通勤通学に使える自転車」に詳しい情報を掲載しています。
この記事を書いているのは・・・。
東京都内に本社がある自転車店に勤めている奉行です。
良くも悪くも本音・第三者視点で専門的な立場から書いています。
競合企業や取り扱い自転車についても専門性高く正直に記載しているため、
本名ではなく奉行という名前で記載していますがご理解ください。
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目次
クロスバイクを通販サイトで購入するときには組み立て済みクロスバイクを必ず購入する

クロスバイクを通販で購入するときにはさまざまな気をつけなければならないポイントがあります。
クロスバイクを長年乗ってきておりメンテナンスや修理、組み立ても完璧という方に関しては、自由に好きなクロスバイクを通販で購入すればよいと思います。
しかし、ほとんどの方がクロスバイクを購入するのは初めてか2台目以降であっても自転車の組み立てには自身がないという方が多いのではないでしょうか。
クロスバイクの組み立てに自身がない、または初めてという方は通販で購入するときは必ず組み立て済みのクロスバイクを購入することをおすすめします。
組み立て済みクロスバイクかどうか確認するのは通販サイトに「100%組み立て」や「完成車」「完組み」などの記載がされています。
これらクロスバイクは届いた段階で乗ることができる組み立て済みクロスバイクです。
一歩「95%組み立て済み」や「70%組み立て済み」などと記載があるクロスバイクは組み立てがされていないので購入者自身が組み立てを行う必要があります。
クロスバイクをはじめとして自転車は自転車整備士などの資格があるほど専門的な乗り物です。
資格がなくとも法律上組み立ては可能ですが整備は非常に専門的なものなので、組み立て済みクロスバイクを通販では購入することをおすすめします。
特にクロスバイクの場合、ブレーキ調整や変速ギアの調整は最初は済んでいるものまたは商品到着後、最寄の自転車店で調整をしてもらいましょう。
変速ギアは調整が非常にデリケートで調整に不備があるとチェーンはずれやチェーン切れ、ギアがはいらない、異音などさまざまな問題が発生します。
また、ブレーキの整備不良は交通事故のもとになります。
通販サイトでは価格が安いに越したことがありませんが、整備やチューニングなどが行われず結果として組み立ての時間がかかる、組み立てができないなどになってしまうと高くつくことになります。
通販でクロスバイクを購入する場合は組み立て済みを選ぶようにしましょう。
そのほか組み立て済み自転車を選んだほうがよい理由については「絶対完全組立て!通販で自転車を購入するときは100%組み立て(完全組み立て・完組み)自転車を買おう」に詳しい内容を記載しているのであわせて確認してみてください。
そのほかクロスバイクを通販で購入するときに気をつけること
クロスバイクを通販サイトで購入するときにはほかにもいくつか気をつけるべきポイントがあります。
自転車を通販で購入するときに共通する事項も多いので確認しておきましょう。
通販で購入したクロスバイクの防犯登録を行う

クロスバイクを含めて自転車は防犯登録が義務です。
防犯登録は通販サイトでできる店舗とできない店舗があります。
これは通販サイトが路面店舗を保有しているかいないかの違いです。
実店舗を保有している場合、防犯登録の資格がありクロスバイクと一緒に防犯登録を販売している場合が多いです。
一方、実店舗を保有していないと防犯登録ができないため、防犯登録なしでの販売が基本となります。
しかし、防犯登録が通販上でできなくても心配はいりません。
ほとんどの通販店舗で防犯登録をするための書類を同梱して発送してくれます。
販売証明書という書類とクロスバイク車体本体、身分証明書と500円程度の費用を持って街の自転車屋に持っていけば防犯登録をしてくれます。
防犯登録に関しての詳しい情報は「ネット通販で防犯登録どうする?通販で購入した自転車の防犯登録方法」にまとめているのであわせて確認してみてください。
通販でクロスバイクを購入したら1ヶ月を目安に自転車屋でメンテナンスを行う

クロスバイクを通販に限らず購入すると1ヶ月後くらいに不具合が発生することがあります。
それはブレーキとギアチェンジに関して発生することが多いです。
ワイヤーが初期伸びという現象が発生し、調整がずれることがあります。
そのため、通販で購入したクロスバイクも購入後1ヶ月を目安に再度調整することをおすすめします。
調整方法がわからない場合、素直に自転車屋さんに持っていくほうが無難です。
しかし、街の自転車屋さんは自社で購入していないクロスバイクに対し嫌悪感をあらわにするかもしれません。
そのため、街の小さな自転車屋さんではなく、大きなサイクルベースあさひなどの大手自転車店に持ち込むことをおすすめします。
あさひであれば良くも悪くも事務的に作業をしてくれるので嫌味を言われることもないと思います。
クロスバイクを購入したら同時に自転車保険に加入しておこう

通販でクロスバイクを購入したら同時に自転車保険にも必ず入るようにしましょう。
自転車保険はママチャリなどと比較すると圧倒的にスピードができる乗り物です。そのため、万が一事故にあった場合にも怪我の度合いが大きくなりがちです。
被害者ならともかく加害者になってしまった場合、損害賠償や民事訴訟になります。
自転車保険であれば楽天市場などの通販サイトからでも加入することはできます。

最近では自転車事故の加害者で補償額が1億円近い事例も多数あがっています。
地域によっては自転車に乗る場合、自転車保険が必須になっている地域もあります。
しかし必須か任意かは関係なく事故にあう可能性がある乗り物に乗っているため、自転車保険に加入するようにしましょう。
なお、自転車保険全体について学びたい場合「自転車保険に加入する時のポイント 自転車保険に入る前に読んでおくべき知識をまとめ」を読んでみてください。
通販でクロスバイクを購入するなら自転車アクセサリも一緒に買おう

通販でクロスバイクを購入するときにそのクロスバイクにどの程度のアクセサリがついているのかを確認してから購入するようにしましょう。
また、付属していない自転車パーツに関しては別途同時に購入するようにしましょう。
必要な自転車パーツとしては、自転車用のライトとかぎは必須になります。
また、反射板も自転車で公道を走るにあたり必須になります。
これらはクロスバイクにはついていないことが多いので別途購入が必要になります。
自分で好きな自転車アクセサリを選べるのがクロスバイクやロードバイクなどのスピード車の魅力でもあります。
予算によりますが、最初は楽天市場やamazonなどの通販サイトの人気ランキング上位のアクセサリで問題ないと思います。
乗っているうちによりこだわりをもちたいと思えば改めて購入すればよいのです。
また、安全性を考えるとヘルメットも必要なので、身の安全のため、自転車用ヘルメットも一緒に購入されることをおすすめします。
通販の激安クロスバイクでもダメではない。クロスバイクに乗る目的を明確に。
通販では1万円台の後半から激安のクロスバイクが多数発売されています。
1~2万円台のクロスバイクはよくないというネット記事を多数みかけますが本当にそうでしょうか?
インターネット上では「クロスバイクは最低5万円以上」「10万円以上のクロスバイクを選びましょう」などありますが、実際1万円でも2万円でもクロスバイクはクロスバイクです。
1万円と10万円のクロスバイクでは10倍の価格差があります。
10倍の価格差を自動車で例えるならば100万円の軽自動車と1000万円高級車が10倍です。
10万円のクロスバイクに乗っている方からすれば1万円、2万円のクロスバイクはおもちゃに感じるかもしれません。
しかし、クロスバイクはクロスバイクです。
機能は劣りますが「かっこいいクロスバイクに乗りたい!」「街中をクロスバイクで走りたい」という方であれば安いクロスバイクでも乗れると思います。
決して通販の激安クロスバイクがダメなわけではなく、目的と予算に応じたクロスバイクを選ぶようにしましょう。
クロスバイクとママチャリの違いはなに?
クロスバイクとママチャリの違いをよく聞かれますが、機能的な大きな違いは二点です。
通販でクロスバイクを購入するときにしっかりと認識しておきましょう。
クロスバイクはタイヤが細く、ハンドルが特殊なものが多い

クロスバイクとママチャリの違いはフレームの形が違うことに目がいきがちですが乗っていると感じる違いが二点あります。
それはタイヤが思った以上に細く固いという点です。
ママチャリのタイヤサイズは26インチ、27インチといったタイヤサイズが一般的ですが、クロスバイクの場合、700cなどの自転車タイヤサイズが多いです。
このサイズはタイヤの直径ですが、タイヤの縦幅も細いことが多いです。
タイヤが細く固いとと地面との設置面が少なくなりスピードが出やすくなります。
そのため、ママチャリ比較し、安定性には欠けます。
スピードがでる仕様になっています。
また、スピードがでる仕様としてはハンドルもフラットハンドルになっているクロスバイクが多いです。
一部クロスバイクではロードバイクのようにドロップハンドルになっていることもあります。
ママチャリのように手前に曲がっているセミアップハンドルと比較すると前傾姿勢になりこぐ力がペダルに伝わりやすい姿勢になります。
また、フラットハンドルよりもドロップハンドルのほうがより前傾姿勢になります。
やはりママチャリのセミアップハンドルのほうが安定性は高いのですが、スピードが出にくいです。
これらクロスバイクの基本的な特徴を覚えておいたほうがよいでしょう。
クロスバイクはワクワクする

すごく抽象的な表現ですが、ママチャリよりクロスバイクのほうがワクワクするポイントがいくつもあります。
まずは、ママチャリと比較すると行動範囲が大きく広がります。
こぐのが楽でスピードも出やすいので遠くまで簡単にいくことができます。
また、クロスバイクでサイクリングというのもママチャリとは違い快適で趣味といえるでしょう。
また、ママチャリではなかなかできないことでは「自転車を育てる」という点です。
クロスバイクをカスタマイズし自分だけの1台に仕上げていくというはママチャリで行っている人は少ないと思います。
趣味としての市場も大きく、クロスバイク用自転車パーツが通販では多数売られています。
クロスバイク用パーツを購入し自分でパーツを付け替えてみるというのも趣味としての自転車の醍醐味だといえます。
通販で購入できるおすすめで安いクロスバイクの紹介
クロスバイクは安い車種が通販では人気上位を占めています。
ビアンキなどのスポーツ車を専門で取り扱っているメーカーで高価なものも多数ありますが、初めてクロスバイクに乗り、街のりを中心とする場合安いクロスバイクでも十分だといえます。
おすすめの激安クロスバイクは以下などです。
なお、クロスバイクを含んだおすすめ自転車については「おすすめの自転車を車種や目的シーン別で紹介 自転車の選び方も詳しく解説」にも詳しい情報を掲載しています。
クロスバイクを通販で購入する時の6つのポイントのまとめ
クロスバイクを通販で購入するときにはいくつか気をつけるべきポイントがあります。
以下の点に注意しましょう。
- 組み立て済みのクロスバイクを購入する
- 通販でクロスバイクを購入したら防犯登録をする
- 購入後1ヶ月後を目安にクロスバイクのメンテナンスを行う
- 必ず自転車保険に加入する
- クロスバイクに必要な自転車パーツも一緒に購入する
- 目的や予算によっては激安のクロスバイクも「あり」
特に組み立て済み自転車の購入は初めて通販でクロスバイクを購入する方は必須です。
また、激安クロスバイクは機能面では高級クロスバイクと比較すると劣ります。
しかし、激安クロスバイクがダメと決め付けるのではなく、予算や目的に応じては1万円台、2万円台のクロスバイクも「あり」だと思います。
これらの情報をもとに通販でよりよいクロスバイクに出会えることを期待しています!