
通販でママチャリを購入しようと検討すると大人の自転車の場合、26インチや27インチのママチャリが中心ですよね。
しかし、最近では電動自転車を中心に大人でも乗れる20インチのママチャリが人気になりつつあります。
今回は大人も乗れる20インチのママチャリの乗り心地面や子供乗せ対応についてなどについて詳しく解説したいと思います。
なお、子供用の20インチ自転車について「子供用20インチの自転車は110cm~135cm程度が適正身長。5歳から9歳がベストな自転車特集」に詳しい情報を掲載しているのでよんでみてください。
この記事を書いているのは・・・。
東京都内に本社がある自転車店に勤めている奉行です。
良くも悪くも本音・第三者視点で専門的な立場から書いています。
競合企業や取り扱い自転車についても専門性高く正直に記載しているため、
本名ではなく奉行という名前で記載していますがご理解ください。
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目次
20インチのママチャリは安定性が抜群
20インチのママチャリは電動自転車では一般的なタイヤインチサイズですが、電動がついていない一般的なママチャリではまだまだ数は少ないです。
しかし、20インチのママチャリはタイヤが小さい分軽く、安定性が高く乗ることができるメリットがあります。
アルミフレームでできている20インチのアルミーユというママチャリは重量は15.2kgと非常に軽いです。
通販で人気のママチャリの平均重量は18.5kgなので、平均よりも3.3kgも軽いです。
そのほかにも20インチのママチャリは以下などのメリットがありおすすめです。
20インチの電動自転車については「20インチの電動自転車を購入時の車種別ポイント 特徴を抑えれば素敵な自転車に出会える」に詳しい解説をしているのであわせて読んでみてください。
20インチのママチャリは安定性高く乗り心地がよい
20インチのママチャリの最大のメリットは安定性の高さです。
タイヤインチサイズが大きくなれば大きくなるほど、安定性に欠けてきて背の低い方やシニアの方では運転がしにくくなります。
しかしながら20インチのママチャリはすべての自転車の中でも安定性が非常に高く運転がしやすいです。
理由としては、タイヤが小さい分、一こぎで進む距離は短くなる分、軽く進むことができます。
また、重心がインチサイズが大きい27インチなどと比較すると下になり、軸が低い分、安定しています。
20インチのママチャリは子供乗せを付けることでより活用できる。

20インチのママチャリの利用目的としては、大きく2種類だと思います。
一つが子供乗せの活用です。
ママチャリに子供乗せを設置して、お子さんを運ぶのであれば20インチのママチャリが一番手ごろで安定します。
そのため、電動自転車では20インチの電動自転車で子供乗せがついている車種が多数発売されています。
ママチャリの場合、26インチ、27インチのママチャリが基本サイズになってくるため、20インチのママチャリ自体が少ないです。
しかし、20インチのママチャリに子供乗せを設置することは非常に相性がよく、特に女性におすすめです。
また、背の低い女性やシニアの方なども20インチのママチャリは安定しておりおすすめです。
なお、電動なしの自転車にチャイルドシートも設置することが可能です。
詳しい解説を「電動なしの子供乗せ付き自転車の選び方を詳しく解説 おしゃれな3人乗り自転車やチャイルドシート付格安自転車まで」に記載しているのであわせて読んでみてください。
20インチのママチャリはタイヤが太いほうが、安定性がある
20インチのママチャリが安定性が高いのはもう一つ理由があります。
すべての20インチの自転車に共通している事項ではないですが、多くの20インチのママチャリでは26インチや27インチのママチャリと比較し、タイヤの幅が広いのが特徴です。
タイヤ幅が広いことで地面との接地面が増え安定性が増します。
安定性が高い20インチのママチャリを探すのであれば、タイヤ幅も太い車種を選ぶようにしましょう。
20インチのママチャリを購入するときに気を付けるポイント
20インチのママチャリを購入するときに気を付けたいポイントもいくつかあります。
ぜひ確認しておいてください。
20インチのママチャリの適正身長はフレームによって違う

26インチのママチャリであれば140cm以上、27インチのママチャリであれば150cm以上と、タイヤインチサイズである程度適正身長の相場は決まっています。
ところが20インチのママチャリの場合、タイヤからインチサイズを決めてしまうと小学生低学年程度の110cmから135cm程度が適正サイズになってしまいます。
しかし、大人用の20インチのママチャリに関しては、26インチのママチャリのように大人の方が乗りやすい適正身長になっている車種がほとんどです。
理由としては、フレームが子供用自転車とはことなり長く作られており、サドルとハンドルを高く伸ばせるため大人でも乗れる適正身長になっています。
具定期な大人用の20インチのママチャリの適正身長は車種によって異なるため、購入検討しようとしている車種の適正身長をしっかりと確認するようにしましょう。
20インチのママチャリはスピードがでにくい
20インチのママチャリの最大のメリットは安定性ですが、トレードオフで安定性が高くなるとスピードがでにくくなります。
20インチのママチャリはスピードが出しにくいため、利用用途にスピードを出した爽快性を求めるのであれば避けたほうが無難だと思います。
タイヤが小さくなるとペダル一こぎに対して進む距離が短くなります。
そのため、一般的な26インチ、27インチのママチャリと比較するとスピードがでにくいつくりになっています。
裏を返せば、スピードはでにくいものの安定性高く乗り心地がよい自転車だといえます。
子供乗せを後から追加する場合、ママチャリのキャリアの耐荷重を確認

ほとんどのママチャリにはキャリア(荷台)が設置されていると思います。
キャリアがついているから子供乗せが必ず設置できるというわけではありません。
キャリアには耐荷重制限がありこれが25kg未満のキャリアについては子供乗せは設置できません。
そのため、20インチのママチャリに子供乗せの設置を検討している場合、必ずキャリアを確認し、キャリアのクラス25以上の車種を選ぶようにしましょう。
20インチのおすすめのママチャリ
20インチのママチャリは数が少なく車種が限られます。
ここでは人気のある車種について詳しく解説したいと思います。
ブリヂストンの20インチのママチャリ アルミーユ

20インチのママチャリで最も有名なママチャリだといえます。
アルミーユは20インチのママチャリでありながらアルミフレームを利用しており軽量化されています。
ブリヂストンから発売されているママチャリの中では最も軽いママチャリです。
低床フレームやブリヂストンの特徴でもあるオートライトなど大手自転車メーカーならではのこだわりが多数つまっています。
20インチママチャリ最軽量15.0kg ブレンドスーパーライト

20インチのママチャリの中で最も軽いと思われるママチャリです。
製造メーカーはミヤタという品質の高い自転車を製造しているメーカーです。
低床フレームと20インチの小さなタイヤでシニア向けのママチャリとして設計されています。
適正身長は120cm~とジュニアの方でも乗れる設計で大人も子供も乗れるママチャリとして重宝するのではないでしょうか。
シニア向け自転車を探しているのであれば「高齢者向け自転車の選び方とおすすめ車種 シニア向け軽い電動自転車や三輪自転車も紹介」も一緒に読んでみてください。
子供乗せも後から乗せられるな20インチのママチャリ ティータイム

丸石のティータイムのアルミフレームの代表的な20インチのママチャリです。
BAA基準で品質も担保されています。
LEDダイナモライトの場合重量は15.2kgと軽いです。
また、キャリアがクラス27と子供乗せを乗せられるキャリアを採用しています。
そのため、後付けで子供乗せ設置も可能な20インチのママチャリです。
大人用20インチのママチャリを紹介 乗り心地や子供乗せ設置のポイントなどを解説のまとめ
20インチのママチャリは大人用も多数通販などで販売されています。
20インチのママチャリは安定性が高く乗り心地が良いのが特徴です。
子供乗せを設置できる車種も多いですが、気を付けるべきポイントはキャリア(荷台)の耐荷重がクラス25kg以上の車種を選ぶことです。
また、安定性はタイヤが太いほうが安定性が高く乗りやすいです。
一方スピードが出しにくいというデメリットもあります。
これら点を気を付けて通販で20インチのママチャリをぜひ検討してみてくださいね。