
自転車のかごにカバーを購入しようとしたときにどのカバーを購入したらいいのか迷いますよね。
今回は自転車店で働いている奉行が本当におすすめできる自転車かごカバーについて解説したいと思います。
この記事を書いているのは・・・。
東京都内に本社がある自転車店に勤めている奉行です。
良くも悪くも本音・第三者視点で専門的な立場から書いています。
競合企業や取り扱い自転車についても専門性高く正直に記載しているため、
本名ではなく奉行という名前で記載していますがご理解ください。
奉行について詳しくは→奉行のプロフィール
目次
自転車カゴカバーの目的は雨よけと盗難防止

自転車のかごカバーを購入する目的としては、雨よけと防犯上の盗難防止で利用するかたがほとんどだと思います。
雨よけに関しては、かごにカバンをいれ、雨の日にカバンが濡れなくなるという効果だと思います。
盗難防止に関しては、カバンなどをカゴに入れ、突然かごからカバンを盗まれないようふたをするという意味合いです。
両方とも目的こそ違いますが、共通していることはそとからカゴの中に触れることができないということです。
意外にこのポイントを見落としがちのかごカバーもあり、ひもで縛って蓋をするだけで完全防水ではなかったり、チャックがかんでしまいふたが閉じられなかったりと難点がある自転車かごカバーもあります。
自転車のかごカバーを選ぶときのポイントとしては、以下です。
自転車かごカバーは完全防水であり中のものが濡れない
自転車かごカバーは完全防水と記載がある商品をおすすめします。
「撥水加工」と記載があるカバーは完全防水ではありません。
そのため、撥水加工とあるカバーを長く利用していると徐々に撥水効果が切れてきて布に水分がしみこむようになってしまいます。
撥水加工と記載があり完全防水ではない自転車のかごカバーを購入する場合、利用しないときにはコンパクトに収納ができるようなカバーを選ぶようにしましょう。
撥水と防水の違いについては、以下のワークマンのYouTubeが非常にわかりやすいので参考にしてみてください。
かごの形にあっており、よれずにしっかりとチャックが閉まる
自転車のかごカバーを購入して後悔する一番の原因は現在利用している自転車のカゴにカバーが合わなかったという点です。
注意したいのは大は小を兼ねるということで大きめのカバーを購入し、小さなカゴにカバーを設置した場合、カバーが大きすぎてフィットしないということが多々あります。
布が大きすぎるとかごからずれる原因になり、チャック部分に干渉しチャックがスムーズに開閉できないなどのトラブルもあります。
そのため、かごの形にしっかりとあったカバーを購入するようにしましょう。
自転車かごカバーについてよくある質問
かごカバーを検討されている方からよく受ける質問をまとめました。
100均の自転車かごカバーとある程度の値段のかごカバーどちらがいい?

結論としては予算と用途に応じてどちらか選ぶのがよいと思います。
ダイソーなどで販売されている100均の自転車かごカバーも普通に利用する分には問題ありません。
ただし上記もしていますが、撥水加工が強くはなく完全防水ではないため、雨がしみてくる可能性もあります。
選ぶ場合完全防水を選ぶようにしましょう。
また、走行中の盗難防止ということであれば100均の自転車かごカバーも非常に効果があると思います。
ヤマハ、パナソニック、ブリヂストンの電動自転車用公式かごカバーはどう?

ヤマハ、パナソニック、ブリヂストンなどの電動自転車メーカーは公式商品として自転車のかごカバーを発売しています。
これらメーカーのかごカバーを必ず取り付けしなければならないというわけでもなく、各メーカーに対応したかごカバーは多数発売されています。
かごカバーに関してはヤマハ、パナソニック、ブリヂストンなどのメーカーものはやや割高感があるかもしれません。
予算と機能性を考え形にあうものであれば必ずしもメーカー品でなくても問題ないと思います。
かごカバーの布は厚めのほうが品質がいいの?
結論としては「布は厚めのほうがおすすめはできるが、やぶけるのは縫い目から」です。
厚いほうが丈夫なのでよたれにくいですが、例えば破けたというのは布部分というよりは負荷がかかる縫い目部分です。
自転車かごカバーの縫い目がほどけてそこから水が入ってくるなどトラブルがあるので、縫い目がしっかりしている自転車かごカバーを購入するようにしましょう。
本当におすすめできる自転車かごカバー紹介
自転車かごカバーとしてこだわりぬいた完全防水のカバー ビビカ BIBICA

ビビカは自転車かごカバーとして新しい構造となっており特許を取得している商品です。
ビビカの特徴は通常の自転車かごカバーと異なり筒状の記事を自転車のかごに巻いて装着する仕組みになっています。
そのため、どのような自転車のかごでも基本的には設置可能です。
防水面の対水圧5000mmと高い防水機能が備わっています。
カバーをカゴの内側にまく構造のため、そこ部分には布がありません。
あえてかごのそこ部分には布を設置しないつくりになっており、袋状だと底に水が溜まってしまう恐れがあるためです。
カバーの底部部に関しては別途販売もしているので必要に応じて追加購入すれば解決します。
価格は自転車かごカバーとしてはやや高い部類ですが、簡単に設置ができ長く利用したい方におすすめです。
荷物の出し入れが便利な自転車かごカバー ハローエンジェルかごカバー

ハローエンジェルかごカバーは使い勝手の良さがうりのかごカバーです。
具体的にはかごカバーの多くは一方からしか開くことができず上からものを取り出すなどしますが、このハローエンジェルかごカバーはハンドル側手前からでもタイヤ側からでも中のものを取り出すことが可能です。
また、高さを伸ばし上げることができるので荷物が多くかごに山盛りでも布記事を10cmほど高めることができます。
マジックテープで布が止まっているだけなので、簡単に高さ調整ができます。
また、意外に重宝する機能が「とりあえず留まるロゴ蓋」です。
雨が降っていない日に蓋だけとりあえずしめたいということがよくあります。
通常であればジッパーでぐるっと蓋を止めるのが通常ですが、このハローエンジェルかごカバーはとりあえずマジックテープで蓋を留めることができます。
撥水加工はされていますが、防水仕様ではないため、かごが不安定で荷物をしっかりと固定させたい防水機能は撥水加工があればとりあえず大丈夫という方には最適です。
スナップボタンで閉じられる 時短閉じ サテンマーメイドオリジナル自転車かごカバー

サテンマーメイドオリジナル自転車かごカバーです。
サテンマーメイドはマタニティから育児中のママを応援する商品を多数取り扱っている店舗です。
撥水加工で雨よけができるオリジナル自転車かごカバーです。
ポイントとしては、マジックテープでとりあえずとめるという機能を持っている自転車かごカバーは多いですが、このサテンマーメイドのオリジナル自転車かごカバーはマジックテープではなくスナップボタンでとめることができます。
巾着タイプの自転車かごカバーなので、上から中のものを取り出すことができます。
カラーバリエーションもドット柄とボーダー柄があり子育て中のママが好きそうなデザインになっています。
価格もネット通販の中では比較的購入しやすい価格帯なので、子育て中ママがとりあえずお手軽で使いやすくてかわいいデザインの自転車かごカバーが欲しいということであればおすすめです。
ディズニーの自転車かごカバー ミッキーマウスがおしゃれでかわいいデザイン

ディズニーの自転車かごカバーです。
ワンポイントのミッキーマウスのデザインがあるネイビーと生地柄にミッキーマウスがあしらわれているブラック×グレーの2種類があります。
デザインはディズニーで当然おしゃれでかわいいのですが、機能性も優れています。
具体的には、自転車かごカバーの底がしっかりとあり、そこ部分はメッシュ素材になっています。
メッシュ素材なのは、雨がもし自転車かごカバーにたまったとしても抜け落ちるためです。

撥水加工で防水仕様ではないため、強い雨に対しては防水しきれないかもしれませんが、普段使いする分にディズニーの自転車かごカバーはおしゃれでいいですね。
ディズニーやミッキーグッズ好きにはおすすめです。
スヌーピーのかわいい自転車かごカバー

スヌーピー柄のかわいい自転車かごカバーです。
スヌーピーがポイントとしてデザインされているブラウンと、スヌーピーがポイントとしてデザインされているうえで側面もスヌーピー柄のブラックがあります。
両方とも極端にスヌーピーが強いデザインではないので、スヌーピー好きでなくても利用ができる自転車かごカバーだと思います。

また、この自転車かごカバーのポイントとしては、販売しているのがネット通販で自転車売上トップクラスのスマートファクトリーが販売しているという点です。
スマートファクトリーはグラフィスというおしゃれなデザインの自転車を発売しており、デザイン性には定評があります。
そのスマートファクトリーが発売している自転車かごカバーなので品質も安心できると思います。
機能性としては、上記で紹介しているハローエンジェルかごカバーに近くファスナーだけではなく、ふたが仮止めできる仕組みになります。
また、前かごと後ろカゴの両方発売されておりサイズも2サイズあるため、カゴに応じて適正なカバーを購入できるのもうれしいポイントです。
スヌーピー好きにはぜひ集めてもらいたいスヌーピーグッズの一つだと思います。
パナソニックの公式自転車かごカバー NAR183 NAR184

パナソニックの公式の自転車かごカバーです。
パナソニックの電動自転車、ビビDX、ビビL、ビビL20、ビビライフなどに利用することができます。
パナソニック公式カバーに統一したい場合、おすすめですね。
また、別売りの鍵をファスナーに取り付けることでカゴ自体に鍵機能を設置することも可能です。
機能面としては、縦にかごカバーを伸ばすことができる機能も備わっており、荷物が多い日も安心です。
パナソニックの電動自転車ビビDX、ビビL、ビビL20、ビビライフを購入しパナソニック公式商品がよいという方にはおすすめです。
なお、パナソニックのビビについては「パナソニックビビを全車種紹介 他メーカーの電動自転車との比較や違い、専門店でしか買えないビビも解説」により詳しい情報を掲載しています。
ヤマハの公式自転車かごカバー Q5K-YSK-051-T01

ヤマハの公式自転車かごカバーです。
ヤマハの電動自転車PASであれば多くの車種で利用することができるカバーです。
対応モデルとしては、ヤマハPASのWith、With DX、With SP、Cheer、SION-U、CITY-SP5、CITY-S5、Amiなどです。
ヤマハのロゴや厚めの記事や防水加工などがあります。
またの生地を伸ばすこともでき荷物容量が多い日も利用できます。
ヤマハの公式商品が欲しいという方にはおすすめのヤマハ公式自転車かごカバーです。
ブリヂストンの公式自転車カバー FBC-SCM

ブリヂストンの公式自転車カバーです。
デザインカラーはブラウンとブラックがあります。
ブラウンは特におしゃれでほかの公式自転車カバーよりシンプルですが、おしゃれに見えます。
電動自転車に対応しているほか、ブリヂストンは電動ではない一般的な自転車も開発発売しているため、ブリヂストンの一般的な自転車にも利用できます。
機能性としては、ヤマハ、パナソニックと同じように撥水加工、容量2段階調整が可能な自転車かごカバーです。
本当におすすめできる自転車かごカバー 自転車屋が推薦するカバーと選び方のまとめ
自転車かごカバーを購入しようとするときにどれを購入したらよいか迷いますよね。
かごカバーの目的としては防犯上と雨よけが最も必要な理由だと思います。
これら目的を満たすためには機能としては、「完全防水であること」「カゴの形にカバーがちょうどあうこと」が重要です。
ダイソーなどの100均の自転車かごカバーでも防犯目的であれば全く問題ないです。
雨よけであれば完全防水の商品を選ぶようにしましょう。
また、ヤマハ、パナソニック、ブリヂストンのような電動自転車メーカーからも自転車かごカバーを発売しています。
公式のかごカバーでないとフィットしないというわけではないので、お好みのかごカバーを購入するのがよいでしょう。
これら点に気を付けて自転車のかごカバーを選んでみてくださいね!