
電動自転車を購入検討している方でブリヂストンのハイディー2というおしゃれでかっこいい電動自転車検討されている方も多いと思います。
ほかの子供乗せ付き電動自転車とはデザイン性が全く異なり、実用性が不安な方も多いかもしれません。
今回はハイディー2について機能や購入段階でのカスタムなどについて紹介したいと思います。
この記事を書いているのは・・・。
東京都内に本社がある自転車店に勤めている奉行です。
良くも悪くも本音・第三者視点で専門的な立場から書いています。
競合企業や取り扱い自転車についても専門性高く正直に記載しているため、
本名ではなく奉行という名前で記載していますがご理解ください。
奉行について詳しくは→奉行のプロフィール
目次
ハイディー2のスペック
ハイディー2はブリヂストンの子供乗せ付き電動自転車です。
電動自転車のうちチャイルドシート付の電動自転車は20インチのタイヤが小さいサイズが主流となるなかハイディー2は26インチ大きめのタイヤが特徴的です。
ハイディー2の基本スペックとしては以下の通りです。
タイヤインチサイズ | 26インチ |
走行距離目安 | 120km(エコモード) |
適正身長 | 145cm~(3人乗り時は157cm~) |
変速ギア | 内装3段変速ギア |
重量 | 30.9kg |

ハイディー2はブリヂストンとVERYのコラボ電動自転車

ハイディー2は働く女性や頑張るママ向け雑誌「VERY」とのコラボ自転車です。
VERYの中で特集も組まれておりVERYとブリヂストンのつながりは強く、ビッケポーラーeの紹介などブリヂストンの自転車紹介と度々行っています。
ハイディー2に乗られる方とVERYのコンセプトが近く、おしゃれで働く女性、子育て中の女性に非常にマッチしている電動自転車だといえます。
ハイディー2はブリヂストンの独自の強みをすべて搭載

ハイディー2はブリヂストンの電動自転車ですが、ブリヂストンの電動自転車には独自の強みが多数あります。
具体的には、両輪駆動、走りながら自動充電、モーターブレーキなどです。

両輪駆動は、ペダルをこぐ力は後輪に、電動アシスト機能は前輪タイヤの回転を助けます。
そのため、両輪駆動になり自動車の4WDのような強さを生み出します。
また、坂道などでは、前輪がアシストしてくれるため、ぐいぐい引っ張っていってくれる感覚で非常に力強いイメージです。

走りながら自動充電もブリヂストン独自の機能でハイディー2に搭載されています。
左ブレーキをかけたり、ペダルをこぐのをとめるとバッテリーに自動で充電がされます。
充電がされることで一度のバッテリー充電で走行できる距離がのび、手間になるバッテリー充電回数の削減につながります。

モーターブレーキは下り坂などでモーターブレーキ機能が働き、ブレーキを助けてくれる機能です。
これら機能はブリヂストンの電動自転車特有の機能ですべての車種についているわけではないですが、ハイディー2では標準搭載となっています。

また、カーボンベルトドライブなどもブリヂストンの独自機能でチェーンがカーボンベルトでできているため、自転車でよくあるさびやチェーンが外れるといった問題が起こりません。
そのほかブリヂストンの電動自転車の機能については「ブリヂストンの電動自転車は独自機能が優れている!ブリヂストンの電動自転車の総評・機能紹介」を参考にしてみてください。
ハイディー2スペックとその特徴

ハイディー2のスペックの特徴として子供乗せ付き電動自転車としては珍しく26インチという点です。
電動自転車の多くは20インチですが、26インチのとタイヤが大きいハイディー2ですが、タイヤが大きいことでメリットが多数あります。
具体的には26インチのタイヤは20インチのタイヤと比較し、スピードが出しやすくこぎやすい点です。
タイヤが大きい分タイヤの一回転ごとに進む距離が長く、スピードが出しやすいです。
しかしながら、デメリットもあり、20インチのタイヤの電動自転車と比較すると自転車の重心が高くなり安定さに欠けます。
不安定な分、こぎだしなどでふらつく可能性もあります。
スピードを出して快適にハイディー2に乗るというのは大きなメリットだと思います。
そのほか26インチの電動自転車のメリットなどは「26インチの電動自転車を紹介 子供乗せ付きや安い電動自転車、他のインチサイズとの違いなどを解説」にも詳しい情報を掲載しています。

また、バッテリーの走行距離との関係としては14.3Ahのバッテリーでエコモードで120kmも走ります。
電動自転車でエコモードで100km以上走る車種は少なく大容量バッテリーが必要な場合が多いです。
しかしながら、ハイディー2では走りながら自動充電機能を搭載していることで14.3Ahとやや大型バッテリー程度にも関わらず走行距離目安が120kmと優れた数値を出しています。
ハイディー2のチャイルドシート

ハイディー2のチャイルドシートは標準搭載が後ろのチャイルドシートです。
お子さんを2人乗せ3人乗りしたい場合は前のフロントチャイルドシートの別途オプションで発売されています。
「ハイディ ツー用フロントチャイルドシート」としてハイディー2専用のチャイルドシートです。
設置位置がハンドルとサドルの間のタイプのチャイルドシートのため、最初からフロントチャイルドシートがついている電動自転車よりは乗りにくいかもしれません。
また、簡易的なチャイルドシートで設置場所の関係から対象年齢が1歳から3歳となっています。
後ろのチャイルドシートは「クッション標準装備一体設計リヤチャイルドシート」となっており、一般的なチャイルドシートです。
チャイルドシートとお子さんの年齢の関係については「電動自転車のチャイルドシートにお子さんは何歳から何歳まで乗せられる? 前後の違いや赤ちゃんの対応方法など」でより詳しい解説をしています。
ハイディー2のデザイン性

ハイディー2の特徴の一つにおしゃれなデザイン性があります。
上記していますが、雑誌VERYとのコラボレーションモデルの電動自転車です。
そのためデザイン性にはこだわりがあります。
具体的には、働き子育てしているママに似合うようなフォルムのフレームを採用しており、見た目が美しくなるように前カゴを標準搭載していません。
前かごがないと自転車全体がスタイリッシュにみえるようになります。
また、前かごがないのは後から必要に応じてかごを付けるかチャイルドシートをつけるかの拡張性を残しているものだと思われます。

カラーバリエーションも多数ありT.Xクロツヤケシ、E.Xホワイト、T.XHネイビー、T.XHカーキ、F.Xアクティブレッドの5色です。
特にT.Xクロツヤケシはマットカラーで落ち着きがあり人気です。
ハイディー2と比較されやすい電動自転車

ハイディー2の購入を検討される方に比較してもらいたいのはほかのメーカーなどで同じようなスペックの電動自転車だと思います。
26インチでチャイルドシートが標準搭載されている電動自転車は数が少ないのでそれらをピックアップしています。
ハイディー2と比較対象 ヤマハ PAS Crew(パスクルー)

ハイディー2とスペックが似ている自転車としてヤマハのPAS Crewがあげられます。
タイヤサイズはハイディー2より一回り小さい24インチですが、チャイルドシートが標準搭載されている電動自転車の中ではタイヤサイズが大きいです。
コンセプトが「パパにもフィットする使い勝手に優れた夫婦共用の子供乗せモデル」となっており、男性でも乗りやすいのが特徴です。
オートエコプラスモードで78kmと一度の充電で走行できる距離はハイディー2のほうが長いです。
ヤマハの特徴であるレスポンスよく、パワーがあるスマートパワーアシストを望まれている方はハイディー2の代わりにPAS Crewがおすすめです。
違いとしては、標準搭載でカゴがついている点では、PAS Crewのほうが使いやすいと思います。
ハイディー2と比較対象 パナソニック ギュット・アニーズ・DX・26

パナソニックの子供乗せ付き電動自転車でハイディー2と比較しやすいのがギュット・アニーズ・DX・26です。
ギュットアニーズリシーズはパナソニックの以前から発売されている子供乗せ付き電動自転車のシリーズです。
ギュット・アニーズ・DX・26はその中で唯一26インチの電動自転車でハイディー2と非常によく似ています。
一度の充電で走行できる距離はロングモードで96kmと長いです。
なお、ハイディー2はエコモードで120km走ることができるのでハイディー2のすごさがわかると思います。
PAS Crew同様、ギュット・アニーズ・DX・26も標準搭載でカゴがついています。
ギュット・アニーズ・DX・26の優れている点としては、チャイルドシートがパナソニックのグレードの高いプレミアムリアチャイルドシートを採用している点です。
チャイルドシートのグレードとカゴの標準搭載選ぶのであればハイディー2の代わりにパナソニックのギュット・アニーズ・DX・26もおすすめです。
ギュットアニーズについては「ギュットアニーズの評価や比較 パナソニックのDX、DX26とギュットクルームとの違いやチャイルドシートについて」や「ギュットアニーズとギュットクルームの魅力と違い 2020年パナソニックのギュットシリーズ電動自転車はすごい」に詳しい情報を掲載しています。
ハイディー2のカスタムについて

ハイディー2はそのままでも利用できますが、さまざまなオプションを利用しカスタムすることでより使い勝手がよくなります。
おすすめの自転車カスタマイズパーツをぜひ設置してみてください。
前かご

ハイディー2はデザイン性が高く、見た目がきれいな電動自転車の影響か前カゴが標準搭載されていません。
お子さんを乗せて電動自転車をこぐ方は何かと荷物が多いママなどだと思います。
そのため、ハイディー2を購入する時には前かごはぜひ設置してください。
ハイディー2専用の前かご「ハイディ ツー用フロントバスケット」も発売されています。
また、この専用のカゴでなくても前にキャリアを設置すればほかのカゴでも設置は可能です。
前かごを付けることでのデメリットは前かごをつけないことでおしゃれだったデザイン性が下がることと、フロントチャイルドシートが設置できなくなる点です。
そのため、お子さんを2人乗せたい場合は前かごの設置はあきらめたほうがよいと思います。
フロントチャイルドシート

フロントチャイルドシートはお子さんが2人いる場合は必須のアイテムです。
フロントチャイルドシートはハンドルとサドルの間に設置する簡易的なチャイルドシートになります。
そのため、ハイディー2専用のフロントチャイルドシートの対象年齢は1歳から3歳までと短いです。
一般的に標準搭載されているフロントチャイルドシートは1歳から5歳程度まで利用ができます。
フロントチャイルドシートを付けてお子さんを2人乗せるのであれば、できればハイディー2ではなく、フロントチャイルドシートが標準搭載されており、後から後ろのチャイルドシートを追加できるような車種がおすすめです。
ブリヂストンの場合、ビッケポーラーeがフロントチャイルドシートが標準搭載されている電動自転車になります。
自転車レインカバー

ハイディー2の自転車カバーは種類が大きく分けて2種類あります。
自転車本体を駐輪しておくときに雨風からよけられる「ロイヤルサイクルカバー(TYPE D)」とお子さんのチャイルドシートに設置するレインカバーで「ハイディ ツー用フロントチャイルドシートカバー」と「リヤチャイルドシートルーム」があります。
この商品はブリヂストンの公式自転車カバーですが、それぞれ公式でなくてもよいと思います。
特に「ハイディ ツー用フロントチャイルドシートカバー」は簡易的に覆いかぶせるカバーで前面が透明なビニールではなく、黒いシートのためお子さんが不安がる可能性もあります。
形があう商品であればほかのチャイルドシートレインカバーのほうが親子ともども安心できるかもしれません。
自転車レインカバーに関しては、形が合う商品がインターネットでも多数発売されているのでそちらをおすすめします。
電動自転車バッテリー

ハイディー2のバッテリーは標準搭載バッテリーは14.3Ah 相当ですが、実際のバッテリー容量は9.9Ahです。
電動自転車のほとんどが繰り返し充電をしていると一度に走行できる距離が減ってきます。
これは電池の種類がリチウムイオン電池を利用しているため、致し方がないことです。
繰り返し充電を行い、走行距離が減ってきた場合、バッテリーだけ交換するというのも方法です。
現状ハイディー2にあう代替バッテリーとしては、「リチウムイオンバッテリーB300」「リチウムイオンバッテリーB200」です。
ただし、バッテリーは年々改良されており型番も変わってきます。
バッテリーを買い替えるときにはその時に保有しているハイディー2にあうバッテリーを確認してから買い替えるようにしましょう。
ハイディー2はブリヂストンのデザイン性高い電動自転車 機能やカスタムパーツの紹介のまとめ
ハイディー2はブリヂストンの子供乗せ付き電動自転車です。
ハイディー2は女性雑誌VERYとのコラボレーション電動自転車でおしゃれなデザインが特徴です。
機能スペックとしては、26インチのチャイルドシートがついている電動自転車としてはタイヤサイズが大きくスピードを出して快適に乗れるような電動自転車です。
また、ブリヂストン独自の機能である両輪駆動、走りながら自動充電、モーターブレーキをすべて兼ねそろえています。
ハイディー2の特徴して一度の充電での走行距離目安が120kmと長く、何日も充電せず利用できるのが特徴です。
チャイルドシートは一般的なチャイルドシートですが、後付けで前チャイルドシートの設置も可能です。
ハイディー2を購入検討される場合、類似の電動自転車としてはヤマハはPAS Crew、パナソニックはギュット・アニーズ・DX・26と比較し購入検討されるとよいと思います。
ハイディー2ではそのまま乗っていてもおしゃれで乗ることができますが、機能性をアップさせるために前かごやフロントチャイルドシート、自転車レインカバー、バッテリーなども発売されているので必要に応じて購入してみてください。
これら特徴や機能を検討しぜひハイディー2を購入してみてくださいね。