
電動自転車を購入するときに26インチの電動自転車の購入を検討している方も多いですよね。
他のインチサイズとの違いやおすすめの車種など調べても比較しにくいかもしれません。
今回は26インチの電動自転車の特徴や他の車種との比較などを詳しく解説したいと思います。
この記事を書いているのは・・・。
東京都内に本社がある自転車店に勤めている奉行です。
良くも悪くも本音・第三者視点で専門的な立場から書いています。
競合企業や取り扱い自転車についても専門性高く正直に記載しているため、
本名ではなく奉行という名前で記載していますがご理解ください。
奉行について詳しくは→奉行のプロフィール
目次
26インチの電動自転車の特徴
26インチの電動自転車の多くは、ママチャリ型電動自転車や通勤や通学に利用する電動自転車です。
子供乗せ付き電動自転車も数は少ないながら大手電動自転車メーカーのパナソニックとブリヂストンからは発売されています。
26インチの自転車はママチャリとしては標準タイプの電動自転車ですが、ほかのインチサイズと比較し特徴をおさえることで必要な電動自転車が26インチなのか確認をしましょう。
24インチや27インチの電動自転車と26インチの電動自転車を比較する

26インチの電動自転車を購入検討する場合、24インチや27インチの電動自転車との比較されることがあると思います。
24インチ、27インチの電動自転車との違いは適正身長と重量です。
適正身長は24インチのほうが小さく、27インチのほうが大きいです。
一般的には電動自転車の各仕様書に「適正身長〇〇cm以上」と表記されていると思います。
しかしながら、適正身長の上限は記載がされていないのが現状です。
目安としては、24インチの電動自転車の場合、150cm程度、またはそれ以下の女性などやシニアの方などに向いている電動自転車です。
27インチの場合、女性でも乗れますが男性向けの電動自転車と覚えると間違いないでしょう。
26インチの電動自転車でも「適正身長145cm以上」などと記載があるため、145cmの方での乗ることができますが、表記こそありませんが仮に144cmの適正身長の電動自転車であれば「適正身長145cm~175cmまで」のような仕様でできています。
そのため、仮に145cmの方であれば24インチの電動自転車のほうがおすすめです。
同じ原理で27インチの電動自転車の場合は「155cm以上」と表記があれば「155cm~185cm」までのような電動自転車だという感覚を持っておくと選び方に失敗がないと思います。
26インチの電動自転車の場合、女性や男性であれば無難に乗ることができる電動自転車のインチサイズだと思います。
また、重量に関しても26インチよりも24インチのほうが軽く、27インチのほうが重いのが一般的です。
これはタイヤのインチサイズだけではなく、フレームの長さも変わってきており、インチサイズが大きい電動自転車のほうがフレームサイズが長い傾向があります。
フレームサイズが長く、サドルとハンドルの高さが一定まで高くなればインチサイズが小さくても適正身長は高くなります。
そのため、子供乗せ電動自転車の場合、26インチではなく20インチが主流ですが20インチでも適正身長が女性から男性まで乗れる適正身長になっています。
ブリヂストン ラクット 24インチのシニア向け電動自転車

ヤマハ パスシティSP5 27インチの通勤通学向け電動自転車
電動なしの26インチ自転車と電動アシストありの26インチの自転車を比較する

26インチの自転車を購入しようと考えている方は電動アシスト機能の有無を検討されるとタイミングがあると思います。
電動アシスト機能の有無は走行の軽さが大きく異なってきます。
特に上り坂やこぎだしなど力が必要なときに電動アシスト機能の恩恵を受けると思います。
26インチの電動自転車だけではなく電動自転車全体にいえるメリットです。
26インチに限った場合、大きめのバッテリーを搭載している電動自転車がおおいため、充電回数も少なくすみわずらわしさが少ないと思います。
一方デメリットもあり車体が電動なしの26インチの自転車と比較すると重いことです。
電動なしのママチャリの場合、重量平均は18.5kgです。
一方ママチャリタイプの電動自転車の重量平均は27.5kgと電動なし自転車と9kgも差があります。
約9kgの荷物を常につんだ状態で運転しているため止まったときや自転車から降りて自転車を押している時に特に重さのデメリットを感じるかもしれません。
なれの部分もありますが、お子さんを乗せた状態で電動自転車の押すと大人の男性でも非常に不安定で重く倒れそうになります。
この重さをこなせるかが電動有無の選択ポイントです。
26インチの電動自転車が重く、乗りこなせないという方は24インチの電動自転車にすることでやや軽くはなると思います。
子供乗せ付き26インチの電動自転車の特徴
子供乗せ付き電動自転車の場合、主流となっているのは26インチではなく、20インチです。
26インチの子供乗せ付き電動自転車には特徴があり、一定の方に人気があります。
20インチの子供乗せ電動自転車との違い

26インチの子供乗せ付き電動自転車の特徴は、男性でも乗りやすく、スタイリッシュにおしゃれにみえ、こぎやすいという点です。
26インチの子供乗せ付き電動自転車の場合、重心が高くなる分見た目がおしゃれでスタイリッシュにみえます。
また、適正身長も26インチの電動自転車のほうが高いことが多く、男性も子供乗せ付き電動自転車によく乗る場合、26インチがおすすめです。
また、お子さんが成長してチャイルドシートを利用しなくなった場合、ママチャリタイプの電動自転車として違和感なく利用ができます。
20インチの子供乗せ付き電動自転車の倍、後ろチャイルドシートを取り外すとみなれない電動自転車になり、チャイルドシートをそのままとりつけ利用されることがほとんどです。
20インチの前チャイルドシートの電動自転車の場合だと、そもそもチャイルドシートの取り外しを考え設計がされていないため、お子さんが成長した後も取り外さず利用します。
チャイルドシートを利用しなくなってからのメリットも26インチのほうが大きいです。
また、26インチの電動自転車のほうがペダルがこぎやすい傾向にあり進みやすくスピードを出しやすい傾向にあります。
一方デメリットとしては、重心が高くなる分、お子さんの乗り降ろしが大変になったり、26インチの電動自転車を押している時に安定性に欠けるというのがデメリットです。
ブリヂストン ハイディーツー VERYとコラボした26インチの子供乗せ電動自転車

パナソニック ギュットアニーズDX26 プレミアムリアチャイルドシート付き26インチの子供乗せ付き電動自転車

各メーカーごとの26インチの電動自転車
同じ26インチの電動自転車でもメーカーごと機能性や特徴が異なってきます。
日本の主要な電動自転車メーカーはヤマハ、パナソニック、ブリヂストンですが、それぞれのメーカーごとの違いをしっておくと自分がどのメーカーが向いているかわかると思います。
ヤマハの26インチの電動自転車の特徴

ヤマハの26インチの電動自転車はママチャリタイプのPASwithシリーズか通勤通学用自転車のPASAmi、PASRIN、PASmina、PAS Brace、PAS GEAR-Uです。
ヤマハPASの魅力はスマートパワーアシストという優れた電動アシスト制御機能です。
パワーが強く、レスポンスが早いのがヤマハの特徴なので、26インチの電動自転車で買い物の荷物が重い場合などでも楽々こげるのがヤマハの魅力です。
ヤマハの電動自転車については「ヤマハの電動自転車はパワーがすごい ヤマハの電動自転車をおすすめする理由」により詳しい解説をしているので参考にしてみてください。
パナソニックの26インチの電動自転車の特徴

パナソニックの26インチの電動自転車は子供乗せ付き電動自転車ではギュットアニーズDX26、買い物用電動自転車ではビビEX、ビビDX、ビビL、ビビSX、通勤通学用電動自転車では、ティモS、ティモL、ティモAが26インチです。
パナソニックの特徴としては、大型バッテリーが特徴的で多くの26インチの電動自転車で16.0Ahなど大型のバッテリーを搭載しています。
そのため、一度の充電で走行できる走行距離目安が長く、バッテリーの充電回数が少なく済むのが特徴です。
ティモについては「パナソニックのティモを全車種解説 A,L,S,DXの車種ごとの違いや他メーカーの類似商品比較」により詳しい解説をしています。
また、チャイルドシートにもこだわりがありプレミアムチャイルドシートを搭載した26インチの子供乗せ付き電動自転車「ギュットアニーズDX26」などもあります。
パナソニックの電動自転車については「パナソニックの電動自転車の魅力は電子キーやバッテリー!通販で購入するときのポイントを解説」により詳しい解説をしているので参考にしてみてください。
ブリヂストンの26インチの電動自転車の特徴

ブリヂストンの26インチの電動自転車は子供乗せ付き電動自転車はハイディ ツー、カジュナ e、ラクット、ステップクルーズ e、アシスタU LT、アシスタU STD、アシスタU DX、フロンティア デラックス、アシスタプリマがあります。
ブリヂストンの26インチの電動自転車を購入する時に注意するポイントは、ブリヂストンは同じブランド名でも複数のインチサイズを展開しており、例えばラクットでは26インチのほか、20インチと24インチのラクットも発売しています。
そのため、異なるインチサイズの電動自転車を購入しないように注意しましょう。
ブリヂストンの電動自転車の特徴は、ペダルの力は後輪に伝わり、アシスト機能は前輪についている両輪駆動、走りながら自動充電機能、モーターブレーキ機能などブリヂストンならではの機能がついているのが特徴です。
ただし、すべての車種に搭載されているわけではないのでこちらも注意が必要です。
また、子供乗せ付き電動自転車ではファッション雑誌のVERYとコラボしているハイディツーなどデザイン面にもこだわった26インチの電動自転車が多いのが特徴だといえます。
ブリヂストンの電動自転車については「ブリヂストンの電動自転車は独自機能が優れている!ブリヂストンの電動自転車の総評・機能紹介」により詳しい解説をしているので参考にしてみてください。
格安の26インチの電動自転車の特徴
電動自転車はヤマハ、パナソニック、ブリヂストンの他にも格安で販売している電動自転車で26インチの車種は多数あります。
格安電動自転車は26インチが中心的で買い物用に利用するなどの車種が多いです。
格安電動自転車が安い理由は主にバッテリー容量が小さいという点です。
26インチでバッテリー容量が大きい電動自転車では一度の充電で走行できる距離目安が100km前後の走行ができますが、格安電動自転車では25km~50km程度の走行距離が中心です。
そのため、こまめな充電が必要になるのがデメリットです。
また、保証期間も大手電動自転車と比較すると短い車種が多いです。
インターネット通販を中心に26インチの格安電動自転車は発売されており、人気の26インチの車種はSUISUIやAirBikeとよばれる車種などです。
また、イオンバイクでもオリジナルの26インチ電動自転車を発売しており、バッテリー容量を抑えて格安電動自転車として発売しています。
格安電動自転車については「格安電動自転車は大丈夫か!?なぜ新品で安いのかの理由にせまる」により詳しい解説をしているので参考にしてみてください。
インターネットで26インチの電動自転車を購入する場合の注意点
インターネットで26インチの電動自転車を購入される方も多いと思います。
26インチの電動自転車を購入する時には以下のポイントをしっかりと覚えておきましょう。
完全組み立ての電動自転車を選ぶ
電動自転車を含めて自転車を購入する時には完全組み立てを行ってくれる店舗で自転車を購入するようにしましょう。
特に電動自転車の場合、自転車よりも整備点検する箇所が多く、90%組み合立て、95%組み立てなど表記されている電動自転車はあまりおすすめできません。
ギアやブレーキの調整も購入者自身で行わなければならず、工場で出荷された状態で購入者のもとまで届くのです。
自転車は購入前にプロに点検してもらうことを前提に工場組み立てをされており、店舗でプロによる組み立て点検調整を行ってから引き渡しを行うのが通常です。
そのため、購入したい26インチの電動自転車が90%、95%組み立てなどの電動自転車であれば、最寄りの自転車店に持ち込み組み立て点検をしてもらうか自転車に慣れている方に組み立て点検をしてもらうようにしましょう。
完全組み立ての重要性については「絶対完全組立て!通販で自転車を購入するときは100%組み立て(完全組み立て・完組み)自転車を買おう」にも詳しい解説をしているので参考にしてみてください。
送料に気を付ける
26インチの電動自転車は自転車の中でも重く、全長が長い自転車です。
そのため、インターネット通販の場合、送料が高くなってしまうことがおおいです。
自転車本体は安く買えたものの送料が高く、通常より高くなってしまうというトラブルもあるので事前に送料がいくらかかるのかをチェックしましょう。
また、送料を抑える方法として、実店舗を保有している場合、店舗での受取を設定すると送料無料で配送してくれるなど送料を抑えるサービスもあるので積極的に活用するようにしましょう。
納期に余裕をもって電動自転車を購入する

26インチの電動自転車は、通勤や通学に利用する方が多いと思います。
インターネット通販の多くの店舗では在庫はあまりかかえておらず、注文を受けてからメーカーから取り寄せるということが多いです。
そのため、購入から納品まで2週間から1か月程度かかることもあります。
また、人気のカラーはすぐ売り切れてしまい、メーカー在庫がないということが多いです。
電動自転車メーカーはあまり在庫を保有しておらず、人気の車種は次回生産分もすべて予約で埋まってしまうほどです。
そのため、いずれ26インチの電動自転車を購入したいという場合、利用開始日が決まっていれば早めに購入し、希望の車種があった場合迷わず購入してしまうことをおすすめします。
26インチの電動自転車を紹介 子供乗せ付きや安い電動自転車、他のインチサイズとの違いなどを解説のまとめ
26インチの電動自転車の購入を検討する場合、ママチャリタイプの電動自転車が中心になると思います。
24インチや27インチの電動自転車との違いは適正身長が異なっており、24インチであれば背の低い女性やシニアの方、27インチであれば男性用と考えるのが一般的です。
26インチの電動自転車の場合、男女兼用で乗れる車種が多いです。
電動なしの26インチの自転車と電動ありの26インチの自転車では重量の違いが大きいです。
電動なしの場合平均18.5kg、電動ありの場合、27.5kgと約9kgも差があります。
子供乗せ付き電動自転車も26インチの車種が一部発売されており、最初から搭載されている26インチの子供乗せ電動自転車はブリヂストンのハイディーツーやパナソニックのギュットアニーズDX26があります。
ただしほかの26インチの電動自転車でのキャリアクラス25kg以上であれば追加でチャイルドシートを設置できるのでほとんどの26インチの電動自転車でチャイルドシートは設置可能です。
インターネットで26インチの電動自転車を購入する場合、完全組み立ての店舗から購入するようにし、送料が高い場合があるので注意しましょう。
また、インターネット通販で26インチの電動自転車を購入する場合、納品まで時間がかかる場合もあるので期間に余裕をもって購入するのが失敗しないポイントです。
ぜひこれら点に注意して26インチの電動自転車を購入してみてくださいね。