ミヤタの自転車を全車種解説 クロスバイクやママチャリ、グラベルロードなど紹介

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ミヤタという自転車メーカーをご存じでしょうか。

クロスバイクやロードバイクといったスポーツバイクから電動自転車のeバイク、ママチャリなどのシティサイクル、子供用自転車と広く製造している自転車メーカーです。

ミヤタサイクルには特徴があり、今回はミヤタについて詳しく解説したいと思います。


この記事を書いているのは・・・。
東京都内に本社がある自転車店に勤めている奉行です。
良くも悪くも本音・第三者視点で専門的な立場から書いています。
競合企業や取り扱い自転車についても専門性高く正直に記載しているため、
本名ではなく奉行という名前で記載していますがご理解ください。
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ミヤタの正式名称はミヤタサイクル 歴史ある自転車メーカー

ミヤタは1890年に設立された自転車メーカーです。

現在はミヤタサイクルとなりメリダジャパンの子会社となっています。

メリダはロードバイクを中心とするスポーツ自転車メーカーです。

一方ミヤタはロードバイクなどのスポーツ自転車も発売していますが、ebikeと呼ばれるスポーツ自転車型の電動自転車やママチャリやシティサイクルなどの軽快車、子供用自転車など幅広く製造しているのが特徴の自転車メーカーです。

ミヤタの自転車は多種多様高品質

ミヤタは大きく分けるとスポーツ自転車の電動自転車版ebike、ロードバイクなどのスポーツ自転車、アーバンバイク、シティサイクルなどのママチャリ(タウン車)、子供用自転車とカテゴリを分けています。

特徴が強い商品も多く、カテゴリでも傾向が強い自転車が多いです。

ebike オンからオフまでさまざまな種類の電動自転車

ミヤタが現在発売しているebikeは全部で8種類あります。

リッジランナー6180、リッジランナー8080、リッジランナー、クルーズ6180、クルーズ5080、クルーズ、EX-クロスe、ロードレックス6180です。

それぞれ車種ごとに傾向があり、ライドシリーズはオフロードに強いマウンテンバイク型ebikeクルーズリシーズはオンロードに近い街乗り型ebikeEX-クロスeは街乗り型ebikeロードレックスはオールラウンドタイプのebikeとカテゴライズされています。

リッジランナーシリーズ ミヤタのマウンテンバイク型電動自転車

ミヤタのリッジランナーシリーズはマウンテンバイク型ebikeです。

現在3種類発売されており、リッジランナー6180、リッジランナー8080、リッジランナーがあります。

特徴としては、ミヤタ以外でも数が少ないマウンテンバイク型電動自転車という点ですが、特に品質の価格のバランスが高いコストパフォーマンスが高いebikeという点です。

マウンテンバイク型電動自転車の場合、高額な車種が多いですが、例えばリッジランナー6180であれば35万円程度で購入が可能です。

決して安くはありませんが、価格面と機能面を考えると優れた電動自転車だといえます。

140mmフルサスペンションやエコモードで140kmも走る電動アシストユニットやバッテリーは非常に優れています。

リッジランナーというブランドはミヤタの中では歴史があるブランドで現在も受け継がれている伝統的な自転車です。

クルーズシリーズ ミヤタの街乗りもロングライドもできるクロスバイク型電動自転車

ミヤタのクルーズシリーズはクロスバイク型の街乗りもできるebieです。

クルーズシリーズは現在3車種が発売されておりクルーズ6180、クルーズ5080、クルーズです。

特徴としては、街乗りでもロングライドでもできる設計という点です。

各パーツの品質が高いため、大手電動自転車メーカーの同タイプのebikeと比較すると割高感は感じますが、高品質のebikeを探している方にはおすすめです。

サイクルコンピュータが標準搭載されている点やカーボンやアルミ素材を多用している点など品質で選ぶ場合よいのではないでしょうか。

EX-クロスe ミヤタの通勤通学向けカゴ付きクロスバイク型電動自転車

Ex-クロスeは通勤通学などに利用できるカゴ付きのクロスバイク型電動自転車です。

ebikeとして近年同じような車種が増えてきており現在人気のある電動自転車のタイプです。

特徴としては、通勤通学に適した機能性を有しており、男性が乗るのにちょうどよいebikeとなっています。

ロードレックス ミヤタのグラベルロード型電動自転車

ロードレックスはグラベルロード型の電動自転車です。

650B×45Cというやや小さめで太目のタイヤが特徴的です。

ロードバイクのようなハンドルと太目のタイヤでオンロード、オフロードどちらでも走ることができる設計です。

デザインもおしゃれで見た目で目を惹きつけます。

グラベルロード型の電動自転車は他はほとんど見かけず、ミヤタならではの電動自転車だといえます。

ロードバイク・クロスバイク 歴史あるミヤタのスポーツ自転車

ミヤタのロードバイク、クロスバイクは「MIYATA SPORT」シリーズといわれ歴史あるミヤタのスポーツ自転車の中でも高い品質を誇る自転車が多いです。

ただし、比較的高めに設定されているミヤタの各カテゴリの自転車ですが、ロードバイク、クロスバイクはある程度コストパフォーマンスを加味された価格設定になっています。

現在フリーダムプラスとフリーダムタフが発売されています。

フリーダムプラス ミヤタのグラベルロード

フリーダムプラスはミヤタのグラベルロードです。

グラベルロードのため、ロードバイクとして利用するだけではなく、オフロードでも対応ができ650B×45Cの太めのタイヤを採用しています。

機能面はロードバイク用のコンポーネントを作用しているほか、クロモリフレームで重量は12kg台とグラベルロードとして走るには十分な軽さです。

フレームが細身でタイヤが太めのため、インパクトが強くかっこよさが際立ちます。

フリーダムプラス ミヤタのクロスバイク

フリーダムプラスはミヤタのクロスバイクです。

クロスバイクですが45Cの太めのタイヤが特徴的です。

フリーダムプラスと同じくクロモリフレームで細めのフレームのため、かっこよく仕上がっています。

アーバンバイク ミヤタのスポーツ自転車のノウハウと街乗りを掛け合わせた自転車

ミヤタのアーバンバイクはミヤタの歴史から受け継がれるスポーツ自転車の性能と街乗りでの際立つおしゃれさの両方を兼ね備えた自転車です。

現在5車種発売しており、カルフォルニアスカイM、カルフォルニアスカイC、EXクロスプライムベルト、EXクロスディスク、パビアがあります。

カルフォルニアスカイシリーズはスポーツ自転車に近く、EXクロスリシーズは通勤通学用カゴ付きクロスバイクに近く、パビアはミニベロです。

カリフォルニアスカイM ミヤタのマウンテンバイク型アーバン自転車

カリフォルニアスカイMはマウンテンバイク型のアーバン自転車です。

特徴は100mmトラベルフロントサスペンションがついており、悪走路でもクッション性高く走ることができます。

マウンテンバイクタイプでありながらアルミフレームで重量14.5kgと比較的軽く、外装21段変速ギア付きなので柔軟な走りをすることができます。

泥除け等はついていないため、街乗りで乗る場合、泥除けは別途付けたほうが悪道なども走りやすいかもしれません。

カリフォルニアスカイC ミヤタのクロスバイク型アーバン自転車

カリフォルニアスカイCはクロスバイク型のアーバン自転車です。

特徴としては、アーバン自転車やクロスバイクとしては細めの700C×28のタイヤサイズでスピードを出して自転車に乗るのに向いている車種だといえます。

21段変速ギアや制動力があるVブレーキなど特徴はたくさんありアーバン自転車でありながらロングライドも十分走れる仕様になっています。

街乗りとロングライド両方に利用したい方におすすめの自転車です。

EXクロスプライムベルト ミヤタの通勤通学用アーバン自転車

EXクロスプライムベルトは通勤通学向けのアーバン自転車です。

特徴はチェーンではなく、ベルトドライブを採用している点です。

チェーン外れやさびの心配をする必要がなくメンテンスが非常に楽です。

機能面も内装変速ギアやオートライト、鍵付きなど街乗りで走るのに十分な仕様となっています。

BAAマークや盗難補償などミヤタの手厚さがわかる自転車です。

カゴ付きクロスバイクのような乗り方で毎日の通勤通学に最適な自転車だといえます。

EXクロスディスク ミヤタのカゴ付きクロスバイク型アーバン自転車

EXクロスディスクはカゴ付きクロスバイク型アーバン自転車です。

特徴としては、ブレーキがディスクブレーキを採用している点です。

制動力があり止まりやすく毎日の通勤通学に向いている自転車です。

LEDオートライトやカゴ、鍵などは標準搭載されているため、そのますぐ利用ができます。

ベルトドライブでメンテナンスを減らしたいのであればEXクロスプライムベルト、より走る・止まるなどの走りに注力したいのであればEXクロスディスクがよいのではないでしょうか。

パビア ミヤタのミニベロ型アーバン自転車

パビアはミヤタ唯一のミニベロ型アーバン自転車です。

ミニベロのため、タイヤインチサイズは20インチと小さく軽く重量は12kgとお手軽です。

しかしながら変速ギアはシマノのターニーを採用するなど本格的なつくりです。

そのほか特徴として前輪はクイックレリーズで取り外しが楽なため、車や電車で輪行させ観光先で乗るなどの利用方法も可能です。

ミニベロでクイックリレーズを採用している車種は少ないため、貴重な自転車だといえます。

ママチャリ 高スペック高価格の特化した自転車

ミヤタのママチャリは全体的に特徴があり機能性に非常にこだわっており高品質です。

伴い価格も高く、日本のママチャリの中では最も高級なママチャリメーカーだといえます。

現在13車種発売しておりステンマックスベルト、アルモードベルト3S、スタークラブベルト、シェリーベルト、キャスターベルト、キャスター、カフェWベルト、カフェW、アルミスターU、ブレンドスーパーライト、クォーツエクセルライト、クォーツエクセルアルファがあります。

ベルトドライブを中心に高いスペックのママチャリを製造しています。

ステンマックスベルト ミヤタだけではなく日本で最も高いスペックと価格のママチャリ

ステンマックスベルトはミヤタの最も機能がそろっており、日本のママチャリでも最も高いママチャリです。

ミヤタだけではなく、ブリヂストンなど品質と価格が高いママチャリの中でもトップレベルで機能性がそろっているといえます。

具体的な機能としては、基本機能は26インチと27インチが選べ、内装5段変速ギアアルミフレームなどです。

安全面も優れており、360℃リフレクションシステムという夜間の視認性を高める反射板などが全方向についています。

また、自転車の車体だけではなく、鍵にもライトがついている仕様です。

機能面は非常に優れているため、最高級のママチャリを探しているという方には非常におすすめです。

アルモードベルト3S ミヤタの高いデザインと機能を備えたママチャリ

アルモードベルト3Sも非常に価格と品質が高いママチャリです。

デザインもシンプルで幅広い層の方が乗りやすい自転車です。

基本仕様としては26インチと27インチがあり内装3段変速ギア、LEDオートライトです。

ミヤタの多くの車種がベルトドライブでチェーンではなく、ベルトで動いています。

ベルトドライブだとサビに強く、チェーン外れの心配もないメリットがあります。

サビに関しては、アルミパーツやステンレスパーツを多用しているため、さびにくく長い期間利用できる自転車だといえます。

スタークラブベルト ミヤタのシンプルデザインで高い機能のママチャリ

スタークラブベルトはシンプルな誰でも乗れるデザインのシティサイクル型自転車です。

通勤通学にも違和感なく利用できる自転車で、特徴としては後ろ荷台がついています。

そのため通学で荷物が多い学生などは後ろにカゴを付けることで荷物を多く運ぶことができます。

基本仕様としては、26インチと27インチがあり内装3段変速ギア、オートライトです。

ミヤタ以外のシティサイクルのおすすめ車種は「おすすめのシティサイクルを徹底解説 購入する時のポイントやおしゃれな自転車など解説」でも解説しています。

シェリーベルト ミヤタの女性におすすめのおしゃれなママチャリ

シェリーベルトはヨーロピアンテイストがあるおしゃれなママチャリです。

タイヤの側面がブラウンのほか、サドルに鋲がうってあるテリーサドルなどがクラシックなデザインを醸し出しています。

基本仕様としては27インチ、内装3段変速ギア、LEDオートライトです。

また、ローラーブレーキ採用などブレーキの品質も高く、女子高生の入学のお祝いなどにもおすすめです。

なお適正身長は150cm以上となっています。

キャスターベルト ミヤタのベルトドライブの乗りやすい通学用ママチャリ

キャスターベルトはミヤタの標準的なママチャリだといえます。

機能面もすぐれており、ミヤタの代表的なベルトドライブも採用されたママチャリです。

基本仕様は26インチと27インチ、内装3段変速ギア、ウルトラレーザービームwというオートライトを搭載しています。

ミヤタとしては「お買い得なベルトドライブモデル。」という表記ですが、ミヤタ全体のママチャリの価格が高いため、キャスターベルトも26インチで65,780円、27インチで66,880円となっています。

キャスター ミヤタのシンプルな通学用ママチャリ

キャスターは上記のキャスターベルトのベルトドライブがチェーンになったバージョンです。

ミヤタのママチャリはベルトドライブが中心ですが、チェーンのママチャリも発売しており、その代表がキャスターです。

基本仕様はキャスターベルトと同じで26インチと27インチ、内装3段変速ギア、ウルトラレーザービームwというオートライトを搭載しています。

価格は26インチで60,280円となっており、チェーンかベルトドライブかで価格が5,500円差額があるということになります。

カフェWベルト ミヤタのお手軽にセミアップハンドルでベルトドライブを探しているならおすすめのママチャリ

カフェWベルトはミヤタのセミアップハンドル型のママチャリです。

ミヤタのママチャリはハンドルがまっすぐなオールラウンドを採用していることが多いですが、このカフェWベルトはハンドルが手前に曲がっているセミアップハンドルです。

セミアップハンドルは背中が起き、安定して運転ができるため、スピードを出すよりも運転に安定性がほしいかたにおすすめです。

基本仕様は26インチ、27インチがあり内装3段変速ギア、ウルトラレーザービームwのオートライトを採用しています。

シンプルなミヤタのセミアップハンドルのママチャリが欲しいというかたにおすすめです。

カフェW ミヤタのLEDオートライトや鍵など安心して乗れるママチャリ

カフェWは上記のカフェWベルトのチェーン版のママチャリです。

基本仕様はカフェWベルトと同じく26インチ、27インチがあり内装3段変速ギア、ウルトラレーザービームwのオートライトを採用しています。

アルミスターU ミヤタの24インチでアルミフレームの軽いママチャリ

アルミスターはシニアや背の低い女性におすすめのママチャリです。

ママチャリの多くはフレームにハイテンスチールなどのスチールを利用することが多いですが、アルミスターはアルミ素材でできています。

また、低床フレームでまたぎやすく背の小さな女性やシニアの方が乗りやすいママチャリです。

基本仕様は24インチと26インチから選べます。

ライトがオートライトとタイヤとこすれて発電するダイナモライトがあり、ダイナモライトの場合は変速ギアなしのシンプルなつくりになっています。

オートライトの場合、シングルギアと26インチは内装3段変速ギアから選ぶことができます。

24インチの場合適正身長135cm以上であればのることができるので普通のママチャリが少し大きいという方におすすめです。

ブレンドスーパーライト ミヤタの20インチで低床フレームのシニア向けママチャリ

ブレンドスーパーライトは20インチの背の低い方向けのママチャリです。

タイヤインチサイズが20インチのママチャリはほとんどなく、適正身長120cm以上から乗ることができます。

小さなタイヤと低床フレームでまたぎやすくおりやすい設計になっています。

タイヤとこすれて発電するダイナモライトで変速ギアなしと非常にシンプルなつくりの自転車です。

クォーツエクセルライト ミヤタの軽さと乗りやすさを求めたママチャリ

クォーツエクセルライトはアルミフレームと低床フレームを組み合わせたミヤタのママチャリです。

タイヤインチサイズは24インチと26インチがあります。

24インチと26インチでアルミフレームと低床フレームの組み合わせはミヤタにはアルミスターUがありますが、クォーツエクセルライトはよりグレードを高くしたママチャリだといえます。

クォーツエクセルアルファ アルミでおしゃれさも求めたカゴなしママチャリ

クォーツエクセルアルファはママチャリとクロスバイクの中間程度の作りの自転車です。

アルミフレームのため軽く重量は12.1kgです。

タイヤサイズは700×28C、外装7段変速ギア、Vブレーキとクロスバイクのような仕様です。

しかしながら、泥除けがついており、ママチャリのよいところとクロスバイクの良いところの両方お兼ね備えた自転車だといえます。

子供用自転車

ミヤタの子供用自転車もママチャリなどほかの車種同様品質を高めた自転車を製造販売しています。

現在は補助輪がないジュニア向け自転車のみを展開しており男の子向けと女の子向けのそれぞれ1車種、計2種類です。

スパイキーが男の子向け、Vサインジュニアが女の子向けでミヤタは販売しています。

なお、ミヤタ以外の子供用自転車については「年齢別の子供用自転車インチサイズ比較。初めての自転車から小学生の大人顔負けの自転車まで比較」にも紹介があるので参考にしてみてください。

スパイキー ミヤタの男の子向け子供用自転車

スパイキーは男の子向けの子供用自転車です。

タイヤインチサイズは20インチ、22インチ、24インチ、26インチと幅広い年齢層向けで発売しており、22インチと24インチはオートライトもスパイキーも発売しています。

特徴はクロスバイクタイプの自転車で大き目のカゴが特徴的です。

Vサインジュニア ミヤタの女の子向け子供用自転車

Vサインジュニアは女の子向けの子供用自転車です。

タイヤインチサイズは20インチ、22インチ、24インチが発売されており、22インチ、24インチはオートライトも発売しています。

Vフレームが特徴的なVフレームは足を高くあげる必要がなく、乗り降りがしやすいフレームです。

デザインカラーもおしゃれでかわいく、サドルやハンドルがブラウンで統一されています。

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