パナソニックのEZを詳しく解説 カスタム性や子供乗せ設置方法、中古購入時の注意点など

更新日:

パナソニックのEZという電動自転車をご存じでしょうか。

「EZ」と書いて「イーゼット」とよむこの電動自転車は人気がありかつ乗りやすいと評判の電動自転車です。

今回はこのEZについて性能やカスタム性などを詳しく解説したいと思います。


この記事を書いているのは・・・。
東京都内に本社がある自転車店に勤めている奉行です。
良くも悪くも本音・第三者視点で専門的な立場から書いています。
競合企業や取り扱い自転車についても専門性高く正直に記載しているため、
本名ではなく奉行という名前で記載していますがご理解ください。
奉行について詳しくは→奉行のプロフィール


EZはパナソニックBMX風電動自転車

EZはパナソニックのBMX風の電動自転車です。

電動自転車としてはデザインが特徴的でBMXのようなおしゃれでスポーティなデザインです。

各評判ではデザインが気に入って購入される方が多く、機能性よりも見た目重視の電動自転車だといえます。

基本仕様としては、20インチ、内装3段変速ギア、22.5kgとなっており、重量の軽さは特徴的だといえます。

バッテリー容量は8.0Ahと車体が小さいこともありやや小さめで一度の充電で走行できる走行距離目安は52kmとやや短めです。

パナソニックEZの魅力はデザイン

パナソニックのEZの魅力はデザイン性だといえます。

太めのタイヤや前後のキャリアだけではなく、フレーム上にもキャリアがついているデザインは独特で他ではあまりみない電動自転車だといえます。

折りたたみ式ではないため、輪行は行いにくいですが、20インチということもあり小回りは聞く電動自転車です。

フレーム形状やタンカーイエロー、マットオリーブなどのカラーバリエーションからハマーの自転車を意識しているデザインだとも思われます。

ハマーの自転車については「ハマーの自転車を全車種を詳しく解説 折りたたみ自転車や子供の自転車まで」に詳しい情報を掲載しています。

パナソニックEZとメリットとデメリット

パナソニックのEZは特徴的なデザインとママチャリタイプが中心の電動自転車のなかでは一線を画している仕様です。

そのため通常の街乗りとして利用する場合、メリットデメリットが明確にわかるため、認識をしてから購入するのをおすすめします。

パナソニックEZのメリット

パナソニックEZの全体的なメリットとしては、デザインが特徴的なため、乗られる方を絞り込みしそうなイメージがありますが、幅広い方が乗れる電動自転車となっています。

男性も女性も乗れる適正身長

パナソニックEZの適正身長は149~181cmと非常に広く、多くの男性女性が乗ることができます。

BMX風電動自転車で全長は1,615mmとママチャリタイプの電動自転車と比較すると短く適正身長が短くなりがちですが、サドルが最大94.0cmまで高くなることで180cmを超える方でも乗ることができます。

男性も女性も乗ることができるのがEZのメリットの一つです。

ほかにはないBMX風デザインの電動自転車

パナソニックのEZの最大のメリットはデザインです。

メインフレームがダブルフレームとなっており、フレーム上にキャリアがついている他ではなかなかみかけないつくりになっています。

また、前カゴをあえてつけずキャリアのみにすることでスタイリッシュなデザインを維持していると考えられます。

よりスタイリッシュにスマートなでEZにしたい場合、各キャリアは取り外し可能なため、キャリアを外せば、よりシンプルな電動自転車になります。

このようなデザインのカスタム性に優れているのもEZのメリットだといえます。

パナソニックEZのデメリット

パナソニックのEZは一般的な電動自転車と比較するとデメリットもあります。

子供乗せは設置がそのままではできない

電動自転車に限らず、後ろの子供乗せを設置する場合、キャリアクラス25以上(耐荷重25kg以上)のキャリアを設置していることが条件になります。

多くの後ろキャリア付き電動自転車では、キャリアクラス27などと子供乗せがそのまま設置できる電動自転車がほとんどです。

しかしながら、EZのキャリアクラスは10と10kgまでしか乗せることができずそのままでは子供乗せは設置ができません。

しかしながら、キャリアクラスは後からでも変更できクラス25以上のキャリアにカスタムすることで対応が可能です。

また、カスタムする時にはスタンドも一本足スタンドから両立スタンドにカスタムする必要があります。

前提として子供乗せを設置することを考えられて設計はされていないと思うので、子供乗せを設置したい場合、キャリアとスタンドのカスタムは必須になります。

泥除けや前かごは別売り

EZはBMX風電動自転車のためBMXのように荒れ地の走行やジャンプをすることに耐えるようには設計がされていません。

EZは前提としてデザインをBMX風に仕上げている街乗り電動自転車です。

そのため、街乗りで乗る分にはやや利便性に劣る部分があります。

具体的には前かごと泥除けです。

前かごも泥除けもパナソニックの公式オプションパーツで設置できるほか、汎用的なパーツであれば後付けで設置が可能です。

ちょっとした買い物や雨あがりの走行など不便に感じることも多いと思うので街乗りを重視する場合、前カゴと泥除けの設置はおすすめします。

通常モードで35kmしかバッテリーがもたない

パナソニックのEZはバッテリー容量がやや小さく8.0Ahです。

また、太いタイヤを採用している点もあり通常モードでは最大走行距離目安は35kmと短いです。

車種の形状からパワーモードを利用される方も多く、パワーモードの場合、31kmとさらに走行距離目安が短くなります。

ママチャリタイプでロングモードでは100kmを超える車種もあり、それらに比べると劣りこまめな充電が必要となります。

BMX風電動自転車なので、BMXとしては利用できない

EZはBMX風自転車でありBMXではありません。

そのため、公式サイトやパンフレットには「この自転車は一般用自転車として設計されています。荒地での走行、段差下り、ジャンプなどの走行はしないでください。」と表記があります。

BMX風のため、ペグと呼ばれるハブステップはついておらず、またBMXのようなジャイロセットと呼ばれるハンドルが360度回転する仕様にもなっていません。

そのためBMXの魅力でもあるジャンプして空中でハンドルを回転させる技などはできないです。

あくまでBMX風のデザインという割り切りでEZを購入するようにしましょう。

BMXの自転車の特徴については「初めてのBMXを探すなら必読。通販でおすすめの安い街乗りストリートBMXの選び方」にも詳しい解説をしているので詳しく知りたい方はあわせて読んでみてください。

パナソニックのEZを購入する方法

パナソニックのEZはさまざまな店舗で販売されています。

店舗や手段ごとにメリットやデメリットがあるので注意して購入するようにしましょう。

インターネット通販

楽天やamazonなどのインターネット通販でEZを購入するのがおすすめです。

電動自転車は型番商品のため、店舗よりも価格が安いことが多いです。

インターネット通販で購入する場合、注意するポイントとしては、2点あります。

1点目は送料です。

EZは比較的小さめな電動自転車ですが、それでも車体は大きく大型便配送になります。

そのため、本体価格は安くても送料が高く、結果として実店舗で購入するよりも価格が高くなってしまう場合があります。

2点目は組み立て状況です。

自転車を完全組み立てではなく、70%組み立て、90%組み立てなどの組み立て状況で配送する自転車店舗もあります。

店舗の立場としては、組み立てコストがかからず、組み立てていないため送料も抑えられるメリットがあります。

しかしながら、自転車の組み立てを購入者が行うことは危険なこともあります。

ギアの調整やブレーキの調整などに不備があると事故の原因にもなりかねません。

そのためインターネット通販でEZを購入する場合、100%組み立て、完全組み立てと表記がある店舗から購入するようにしましょう。

100%組み立ての自転車をおすすめする理由については「絶対完全組立て!通販で自転車を購入するときは100%組み立て(完全組み立て・完組み)自転車を買おう」にもより詳細に記載しています。

サイクルベースあさひなどの自転車販売店

サイクルベースあさひイオンバイクなどの実店舗でEZを購入する方法もあります。

EZは特徴が明確な自転車のため、購入者に「あう・あわない」が明確にわかれます。

そのため、実際にEZにまたいでみて感覚をつかんでから購入するものおおすすめです。

また、サイクルベースあさひやイオンバイクなどではインターネット通販でEZを購入し、店舗で受け取りを行うという方法もあります。

店舗受取の場合、送料無料で店舗で受け取りができるのでお買い得です。

メルカリなどで中古で購入するのもおすすめ

EZを安く購入したいという方はメルカリなどで中古を探すのもおすすめです。

電動自転車を中古で購入する場合、気を付けたいのがバッテリーの劣化具合です。

EZに限らずほとんどの電動自転車のバッテリーはリチウムイオンバッテリーです。

そのためスマートフォンなどと同じく繰り返し充電することでバッテリーが劣化し一度の充電で走行できる距離が短くなります。

EZの場合、特に最初から一度の充電で走行できる距離目安が短いため、中古の場合さらにこまめな充電が必要なことが想定されます。

ただし、バッテリー容量も8.0Ahとほかの電動自転車より小さくやや安いため、バッテリーだけ新品を購入し取り付けるという方法もあります。

電動自転車のバッテリーの劣化具合は確認することができます。

確認方法は「電動自転車バッテリーの悩みを解決 寿命確認や値段、処分リサイクル方法など」を参考にしてみてください。

中古のEZを購入する場合、バッテリーの劣化具合には注意しましょう。

また、中古の電動自転車を購入する時に確認するポイントについては「中古の電動自転車の相場や購入するときの注意点」をメルカリなどフリマアプリで自転車を購入する時のポイントは「メルカリで自転車を購入する時の注意点やポイント 送料、手渡し防犯登録など中古ならではの解決方法」にも記載しています。

パナソニックEZと比較されやすい電動自転車

パナソニックのEZは特徴的なデザインなどでほかと比較されにくい電動自転車ではあります。

しかしながら電動自転車を購入する時に比較する場合、以下などがおすすめです。

パナソニックオフタイム

大手電動自転車メーカーでは唯一の折りたたみ電動自転車です。

オフタイムは折りたたみ電動自転車でありながらデザイン性にもこだわっており見た目重視で全長が小さな電動自転車を探しているかたにもおすすめだと思います。

パナソニックBP02

パナソニックのBP02はアパレルブランドのビームスとコラボしたビーチクルーザー風電動自転車です。

見た目重視でビーチクルーザー風なのがおしゃれです。

タイヤインチサイズは26インチとEZと比較すると大きいですが、太めのタイヤやコンセプトとしっかりしており、ビームスとのコラボ商品という点でも比較される方は多いです。

ブリヂストンリアルストリームミニ

ブリヂストンのリアルストリームミニもEZと比較されやすい電動自転車です。

おしゃれな街乗り電動自転車というイメージでよりクラシックに仕上がっています。

EZとの違いはデザイン性は全く異なりますが、カゴ付き泥除け付きなどより街乗りを意識したクラシカルなつくりになっています。

リアルストリームミニについては「リアルストリーム、リアルストリームミニを詳しく解説 比較されやすい電動自転車も紹介」により詳しい解説をしています。

ハマーの自転車

電動自転車ではないですが、ハマーの自転車もEZと比較しやすい自転車です。

デザインカラーやフレーム形状が似ており、EZが予算にあわないがデザインや見た目は同じような自転車が欲しいという方にはハマーブランドがおすすめです。

ハマーの自転車の魅力については「ハマーの自転車を全車種を詳しく解説 折りたたみ自転車や子供の自転車まで」に詳しい情報を掲載しています。

パナソニックのEZを詳しく解説 カスタム性や子供乗せ設置方法、中古購入時の注意点など

パナソニックのEZはBMX風の電動自転車です。

基本仕様は太めの20インチのタイヤ、内装3段変速ギア、22.5kgとなっています。

バッテリーはやや小さく8.0Ahとなっており一度の充電で走行できる距離は35kmと短いです。

EZの魅力はデザイン性でBMXを彷彿させるフレームや小さい自転車ながら180cm以上でも乗れる適正身長などが魅力です。

デメリットもあり子供乗せはそのままの状態では設置できずカスタムは必須なほか、街乗りで利用する場合、カゴや泥除けも別途カスタム設置することをおすすめします。

EZはパナソニックの型番商品のため、インターネット通販で安く購入できるほかサイクルベースあさひやイオンバイクのような実店舗や中古で探すのもおすすめの自転車です。

中古の場合、バッテリーの劣化具合次第でバッテリーだけ新しいものに変更することで長く利用できると思います。

これらポイントをおさえてぜひパナソニックのEZの購入を検討してみてくださいね。

-自転車の知識, 電動自転車, 自転車の種類, 自転車ブランド
-, ,

Copyright© ママチャリや電動自転車の選び方を学ぶ自転車専門サイト ママチャリ コレ , 2022 All Rights Reserved Powered by STINGER.