自転車を購入するときにクロスバイクかシティサイクルかどちらを購入すればよいのか迷っている方も多いかもしれません。
最近ではシティサイクルとクロスバイクの中間とのいえる自転車も増えてきています。
今回はそれぞれのメリットデメリットをわかりやすく解説し、どの車種があっているかを説明します。
目次
シティサイクルとクロスバイクのどちらを選ぶか
自転車を購入するときにセミアップハンドルのママチャリはデザインや機能性で検討できないが、オールラウンダーハンドルのシティサイクルとより本格的なクロスバイクどちらを購入しようか迷うことは多いですね。
以下のポイントに注意しシティサイクルとクロスバイクのどちらを選ぶか検討するとよりよい選択になると思います。
そもそも自転車を購入する目的はなにか

自転車を購入するときにまずは「自転車を購入する目的はなにか」ということを第一に考えシティサイクルかクロスバイクかを選ぶと失敗しにくいと思います。
ツーリングをしたいということであればクロスバイクのほうが向いていますし、一方で手持ちバッグがあり通勤通学に利用したいということであればシティサイクルのほうがカゴがありおすすめです。
また、雨あがりなど泥はねが考えられるため、スーツや制服などで自転車に乗るのであればシティサイクルのほうが泥除けつきでおすすめです。
このようにどのような目的で自転車に乗るのかを考え必要なパーツなどがそろっている車種を選ぶとよいでしょう。
シティサイクルとクロスバイクの機能性の違い
目的を考えたらシティサイクルとクロスバイクの違いを明確にする必要があります。
以下、シティサイクルとクロスバイクの主な違いなので参考にしてください。
シティサイクルとクロスバイクの重量の違い

自転車の重量はシティサイクルとクロスバイクの大きな違いだといえます。
シティサイクルの場合、一般的には17kg~20kgだといえます。
シティサイクルに限らずママチャリ全体の平均重量は18.5kg程度で自転車の中でも重い部類に入ります。
一方クロスバイクの場合、重量は軽く10kg前後から15kg程度の重さです。
軽いほうが当然ながらこぎやすくスピードを出しやすいという特徴があります。
シティサイクルとクロスバイクの変速ギアの違い

変速ギアもシティサイクルとクロスバイクでは大きな違いがあります。
シティサイクルの場合、内装変速ギアの場合3段変速ギアが一般的で外装変速ギアの場合6段変速ギアが一般的です。
一方、クロスバイクの場合、変速ギアの数は多く、24段変速ギアなど細かい調整ができます。
また、シティサイクルとクロスバイクの違いとして変速ギアの重い軽い幅がクロスバイクのほうが大きく、坂道ではより軽くこぎ、スピードを出すときにはより重いギアで走ることができるという特徴があります。
シティサイクルとクロスバイクのサイズ選びの違い

シティサイクルとクロスバイクの違いとして自転車のサイズ測定方法が異なります。
自転車は適正身長にあったサイズがあり、クロスバイクの場合フレームサイズで選ぶのが一般的です。
一方シティサイクルの場合、フレームサイズではなく、タイヤインチサイズで適正身長を定めることが多いです。
また、シティサイクルの場合、1車種に対し、1種類のタイヤインチサイズしかないことが多いですが、クロスバイクの場合、1車種に対し複数のフレームサイズがあります。
そのため、クロスバイクの場合、欲しい車種があった場合、身長があわず乗れるサイズがないということが少ないです。
ただし、シティサイクルも男性の背の高い方が26インチのシティサイクルに乗れないかというと乗れるのが実情です。
シティサイクルとクロスバイクのタイヤサイズの違い

シティサイクルとクロスバイクはタイヤの種類が異なります。
まず、大きさとしては、シティサイクルは26インチ、27インチなどインチを利用して大きさを表現します。
一方、クロスバイクは700cなどの独自の規格があります。
また、シティサイクルとクロスバイクのタイヤと違いとして特徴的なのはタイヤの幅です。
シティサイクルの場合タイヤ幅は1-3/8インチ(いちとさんぶんのはち)が一般的です。
一方クロスバイクの場合、700×25Cや700×28Cなど幅が大きく異なり乗り心地や用途が異なります。
ロードバイクなどは25Cなど細めのタイヤを利用し、安定感を重視するのであれば35Cなど幅が広いタイヤを利用することが多いです。
シティサイクルとクロスバイクのデザインの違い
シティサイクルとクロスバイクではデザインも異なっています。
フレーム形状がことなりシティサイクルのほうが様々なフレーム形状から選ぶことができます。
シティサイクルとクロスバイクのオプションパーツ装備品の違い

シティサイクルとクロスバイクではパーツ装備品が異なっています。
主な装備品としては、ライト、ベル、反射板、泥除け、カゴなどはシティサイクルには標準搭載されている車種が多いですが、クロスバイクでは標準搭載されていないことがほとんどです。
クロスバイクでは必要な自転車パーツは別途購入する必要があります。
また、前キャリアなどは後から設置ができない場合もあるため、クロスバイクで拡張性を考えるのであれば購入前に確認が必要です。
クロスバイクが人気のメーカーのシティサイクル
目的と機能を考慮したうえで、クロスバイクよりシティサイクルが欲しいとなった場合でも「クロスバイクが有名なメーカーのシティサイクルが欲しい」と思われる方も多いかもしれません。
クロスバイクなどスポーツ自転車を中心に展開している自転車メーカーでもシティサイクルを企画製造しているメーカーもあります。
以下などはメジャーなメーカーで安定性があるシティサイクルです。
ジオス イソラ

ジオス リーベ

ルイガノ マルチウェイ27

ラレー クラブスポーツS

シティサイクルとクロスバイクの中間の自転車
シティサイクルとクロスバイクの両方のよいところを取った、シティサイクルとクロスバイクの中間のような自転車もあります。
一般的に「シティクロス」と呼ばれ、近年人気がでています。
シティサイクルとクロスバイクの中間のため、スピードを出して自転車に乗れるにも関わらずシティサイクルに標準搭載されているようなパーツがついている自転車です。
CORTEZ(コルテス) クロスシティ

SHIONO CROSS ROAD 7006AT クロスシティ

アメリカイーグル LCR276 オースティン シティクロス

シティサイクルとクロスバイクの違いや中間の自転車を紹介 ジオスなどの有名メーカーのシティサイクルものまとめ
シティサイクルとクロスバイクの違いがわからずどちらを購入したらよいか迷うことがあります。
その場合、そもそもの自転車を購入する目的を再度確認することをおすすめします。
快適にスピードを出して乗りたいのであればクロスバイク、通勤や通学でカゴが必要な場合や、制服やスーツで泥除けが必要であればシティサイクルがおすすめです。
シティサイクルとクロスバイクの機能面の違いとしては、重量や変速ギア、タイヤの種類などが異なります。
また、身長にあう自転車を選ぶとき、クロスバイクはフレームサイズ、シティサイクルはタイヤインチサイズから選びます。
また、大きな違いとしては、ライトやかご、泥除けなどの自転車パーツがシティサイクルには標準搭載されていますが、クロスバイクは別売りで追加購入が必要です。
最近では、シティサイクルとクロスバイクの中間のシティクロスと呼ばれる両方のいいとこどりの自転車も増えてきています。
クロスバイクなどのスポーツバイクメーカーのシティサイクルもジオスやルイガノ、ラレーなどから発売されているので検討してみるのも面白いです。
これら点に注意して、シティサイクルかクロスバイクのどちらを選ぶのか、または中間のシティクロスを選ぶのかなどを検討してみてください。