近年話題のebikeをご存じでしょうか。
電動自転車と世の中ではひとくくりされていますが、電動自転車のうちマウンテンバイクやクロスバイク、走りを求めるミニベロなどスポーティな電動自転車のことをebikeといいます。
ebikeはママチャリ型の電動自転車とは異なり電動アシスト制御方法の違いやよりスポーティに走るための仕組みが設けられています。
今回はebikeについて初めて購入を検討している方でもわかりやすく解説したいと思います。
なお、車種別のebikeの比較は「ebikeを車種別で比較 大手自転車メーカーの機能差を詳しく紹介」で詳しく比較しているのであわせて読んでみてください。
この記事を書いているのは・・・。
東京都内に本社がある自転車店に勤めている奉行です。
良くも悪くも本音・第三者視点で専門的な立場から書いています。
競合企業や取り扱い自転車についても専門性高く正直に記載しているため、
本名ではなく奉行という名前で記載していますがご理解ください。
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目次
ebikeはスポーティに走れる電動自転車
ebikeは電動自転車の一種です。
電動自転車と聞いて思い浮かべる自転車はママチャリ型の電動自転車やチャイルドシートがついている電動自転車が一般的だと思います。
しかし、近年電動自転車の中でもebikeと呼ばれるスポーツ型の電動自転車が人気になりつつあります。
スポーツ型の電動自転車というのは車種としては、マウンテンバイク型の電動自転車、クロスバイク型の電動自転車、ミニベロ型の電動自転車などです。
中にはタイヤの太いファットバイク型電動自転車など個性あふれるebikeも多数発売されています。
せっかくスポーティで走ることを楽しむ自転車なのに「あえて電動アシスト機能を付ける必要はあるのか」や「スピードができる自転車に電動アシスト機能をつけて危なくないのか」と考える人もいるかもしれません。
しかし、ebikeは快適にスポーティな自転車を走ることを目的としており人気が出始めてきています。
ebike以外の自転車の種類については「自転車の種類を14種類に分けて紹介 スピード、利便性、趣味性で評価」を読んでみてください。
ebikeはシニアの方や長距離走りたい方にマウンテンバイクやクロスバイク型電動自転車が人気
電動アシスト自転車に乗る方の目的はより快適に、楽に自転車を乗りたいという方が多いと思います。
クロスバイクやマウンテンバイクなど走ることを目的とした電動自転車のebikeもより快適により楽に走りたいというニーズに応えて各自転車メーカーが開発をしています。
また、クロスバイクやマウンテンバイクはママチャリと比較すると長距離走る機会が多い自転車車種です。
そのため、体力に自信のない方やシニアの方などでアクティブにebikeに乗りたいという方が購入検討をされることが多いです。
ebikeは日本の法律に準拠して安全な電動自転車ばかり
スピードを出しやすい自転車ばかりのebikeですが、日本で発売されている自転車は日本の法律に準拠しているものばかりです。
日本の電動自転車の法律としては、道路交通法が適用されますが、以下のようなルールがあります。
- アシスト制御は人の力が1に対し、アシスト力は最大2までとする
- アシスト力2は時速10km以内の時に適用され、それ以上は徐々に低下していきアシスト制御は時速24km以上になるとなくなる
そのため、スピードが遅いときはアシストがきっちりとされますが、スピードが上がるとアシストがされず自分自身の力でこがなくてはなりません。
そのため、こげばこぐほどアシストされ、アシスト力どんどんスピードが上がっていくということはいので電動自転車は安心です。
どのくらい自転車が楽かについては「電動自転車はどのくらい楽?機能や乗ったときの感じなどを解説」に詳しい解説をしています。
ebikeはパナソニックやヤマハなど日本メーカーからもクロスバイクやマウンテンバイク型電動自転車が発売されている
ebikeという言葉は電動自転車の一種として徐々に浸透しつつありますが、日本の大手自転車メーカーでも電動自転車のうちebikeカテゴリに入る自転車を多数発売されています。
日本の大手電動自転車はパナソニック、ヤマハ、ブリヂストンが市場シェアを三つ巴状態ですが、パナソニックからはXMシリーズ、ジェッター、ハリヤ、ベロスターシリーズなど様々ebikeを発売されています。
また、ヤマハはYPJシリーズというリシーズで多数の車種を販売しています。
ブリヂストンは上記2メーカーと比較すると電動ではないヘルムズシリーズなどに力を入れていますが、ebikeとしては新しくティービーワン eという車種を2020年から発売しています。
パナソニック、ヤマハ、ブリヂストンの電動自転車の違い、比較については「電動自転車を徹底比較!メーカーごとの違いや特徴、比較表もあり」を参照してみてください。
それぞれのメーカーの強みを記載しています。
ebikeは個性的な電動自転車メーカーも多数発売している
ebikeは大手自転車メーカーだけではなく、ベンチャー系企業や老舗自転車メーカーもebikeに参入しています。
有名な企業としては、ジック株式会社のebikeです。
ジックはハマーやルノーなどの自動車メーカーブランドの自転車を製造している自転車メーカーですが、ebikeも多数製造しています。
ジックについては「自転車のジック株式会社。海外ブランド自動車のブランドを活用。その魅力や評判にせまる」に詳しい情報を掲載しているので参考にしてみてください。
また、クロスバイクやロードバイクのメーカーであるコラテックがebikeに参入しています。
このように様々な自転車メーカーも参入しておりebike業界は群雄割拠に近づいています。
ebikeでおすすめのクロスバイク、ロードバイク、マウンテンバイク
車種別のおすすめのebikeです。
Ebikeのカテゴリとしては、主にクロスバイク、ロードバイク、マウンテンバイク、が中心のため、この3種に絞り込み紹介します。
また、大手電動自転車メーカーのパナソニック、ヤマハブリヂストンのebikeを紹介しています。
ebikeは大手自転車メーカーからも発売されており人気のシリーズになっています。
ebikeに限らず人気の電動自転車全体については「人気の電動自転車を紹介 車種別人気ランキング形式で詳しく解説」に詳しい情報を掲載しているので読んでみてください。
パナソニックのebike Xシリーズ スポーティ電動自転車
パナソニックはXシリーズと呼ばれるebikeを多数発売しています。
通常のパナソニックの電動自転車とはことなりXシリーズはアシスト力を制御するドライブユニットをスポーツドライブユニットと呼ばれる専門的なドライブユニットを採用しています。
またバッテリーも目立ちにくいようフレームと一体化しスマートなデザインになっています。
おすすめのパナソニックのebikeは以下です。
なお、パナソニックの電動自転車全体については「パナソニックの電動自転車の魅力は電子キーやバッテリー!通販で購入するときのポイントを解説」に詳しい情報を掲載しています。
コストバランスに優れたパナソニックのマウンテンバイク型電動自転車 ebike XM1
XM1はマウンテンバイクタイプのebikeです。
パナソニックの価格と機能のバランスが優れているebikeです。
マウンテンバイク型のebikeは最も高いスペックのXM-D2、高トルク型マルチスピードドライブユニットも採用しているXM2、Xシリーズで低価格のXU1がありますが、コストと機能のバランスが優れているのはXM1だと思います。
毎日の通勤通学にも使えるパナソニックのebike ジェッター
ジェッターは通勤通学からサイクリングまで利用できるパナソニックの電動自転車です。
Ebikeと電動シティサイクルの中間的なつくりですが、アルミフレーム内部にワイヤーを収納されているなどスタイリッシュなつくりになっています。
ヤマハのebike YPJ シリーズ ロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイクまで
ヤマハのebikeはYPJというシリーズが人気です。
YPJはロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイクなど様々発売しています。
ebikiに限らず、ヤマハの電動自転車全体については「ヤマハの電動自転車はドライブユニットが違う。ヤマハの電動自転車をおすすめする理由」に詳しく記載しています。
フラッグシップドライブユニットを採用したマウンテンバイクタイプのヤマハのebike YPJ-XC
ヤマハのマウンテンバイクタイプのebikeです。
ヤマハのフラッグシップドライブユニット(PW-X)を採用しており、街乗りからオフロードまで様々な場面でebikeを楽しむことができます。
マウンテンバイク型のebikeはクロスバイク型のebikeと比較するとスピードを出す機会が少ない分、常にアシスト力の恩恵を受ける電動自転車です。
ヤマハのebike YPJ-R ロードバイク型の電動自転車
Ebikeとしては珍しいロードバイク型のebikeです。
ポイントはハイドロフォーミングチューブと呼ばれる溶接部分を少なくする製造方法で製造しています。
軽く強度も強いフレームのため、本来のロードバイクとしても活用できると思います。
また、ロードバイクらしく22段変速ギアと充実しています。
ブリヂストンのebike クロスバイク電動自転車 TB1e
ブリヂストンはebike分野には比較的消極的でしたが、2020年にクロスバイク型のebike、「TB1e」を発売しました。
TB1eはブリヂストンとしては、ebikeに参入する大きな足掛かりになる電動自転車だと思います。
ブリヂストンの特徴である自動充電で14.3Ahのバッテリーでありながらエコモードで130kmまで走ることができるebikeになっています。
Ebikeの中でも長距離を走り、ebikeの電動アシスト力の恩恵を受けやすいのがクロスバイク型のebikeです。
ティービーワンeについては「ブリヂストンtb1eを解説 他のクロスバイク型電動自転車との比較やカスタムの紹介」により詳しい内容を解説しています。
また、ブリヂストンの電動自転車全体に関する情報は「ブリヂストンの電動自転車は独自機能が優れている!ブリヂストンの電動自転車の総評・機能紹介」に掲載しています。
ebikeが話題!電動自転車でマウンテンバイクやミニベロがほしければebikeのまとめ
ebikeはマウンテンバイク、クロスバイクやミニベロなどスポーティな電動自転車を指します。
大手自転車メーカーも参入しており、パナソニック、ヤマハ、ブリヂストンなどがebikeを販売しています。
その他クロスバイクロードバイクメーカーのコラテックなどもebikeを販売しています。
ebikeはスポーティな電動自転車ですが、安全にできており日本の道路交通法に準拠したアシスト力で制御されています。
体力に自信がない方、シニアの方などに向いたebikeはたくさんあり通販でも購入ができるため、検討される方はぜひ購入してみてくださいね。