ebikeといえばクロスバイク、マウンテンバイク、ロードバイク、アーバンバイクなどのスポーツ自転車の電動自転車版です。
ebikeは近年売上が伸びており、また通販でも購入ができ注文の電動自転車の車種だと思います。
しかし、メーカーごとの機能の違いが分かりにくくどのebikeを購入したらよいのかが迷います。
ebikeをメーカーごと比較し、どのebikeを購入したらよいのかを詳しく解説しています。
なお、ebikeの全体概要については「ebikeが話題!電動自転車のマウンテンバイクやクロスバイク、ミニベロ」にまとめているのであわせて読んでみてください。
この記事を書いているのは・・・。
東京都内に本社がある自転車店に勤めている奉行です。
良くも悪くも本音・第三者視点で専門的な立場から書いています。
競合企業や取り扱い自転車についても専門性高く正直に記載しているため、
本名ではなく奉行という名前で記載していますがご理解ください。
奉行について詳しくは→奉行のプロフィール
目次
ebikeは通販で購入ができ比較がしやすい
bikeは電動自転車なので、通販でも簡単に購入することができます。
楽天市場やamazonなどの通販サイトで購入できますが、どのサイトもebike単体では情報を詳しく掲載していますが、車種ごとの比較という面では情報がまとめられていません。
ebike自体は比較する点は限られており、非常に簡単に比較し、ご自身にあった最適なebikeを見つけることができると思います。
以下で自転車カテゴリごとのebikeの比較をしています。
ebikeのうちミニベロ・折りたたみ電動自転車については「100車種の軽さ検証!軽い電動自転車ランキング 平均重量や最軽量電動自転車の発表」に軽さで比較しています。
車種別のebike比較
ebikeは一般的にはスポーティな電動自転車というカテゴライズをされています。
そのため、わかりやすくクロスバイク、マウンテンバイク、ロードバイク、アーバンバイクの4車種で大手電動自転車メーカーごと比較をしました。
アーバンバイクはクロスバイクとシティサイクルの中間のような自転車で、街中をスタイリッシュでスピードを出して走れる自転車です。
なお、走行距離目安は一度の充電で走れる距離で各メーカーのエコモードなど最大の距離を参照しています。
フレームサイズが複数ある場合、最も小さいサイズの重量を参照しています。
クロスバイク電動自転車 ebikeの比較
クロスバイクタイプの電動自転車ebikeを比較しました。
メーカー | 車種名 | 定価(税込) | 重量 | 走行距離目安 | 変速ギア数 | タイヤサイズ |
パナソニック | XU1 | ¥247,500 | 24.5kg | 82km | 9段ギア | 700C |
ヤマハ | YPJ-EC | ¥286,000 | 19.6kg | 222km | 18段ギア | 700C |
ヤマハ | YPJ-C | ¥203,500 | 16.0kg | 48km | 18段ギア | 700C |
ブリヂストン | TB1e | ¥142,780 | 22.3kg | 130km | 7段ギア | 27インチ |
パナソニック、ヤマハ、ブリヂストンすべての電動自転車メーカーで製造しています。
ヤマハのYPJ-ECは走行距離目安が222kmと非常に長いですが、ヤマハのebikeはエコモードよりもより充電を持たせるプラスエコモードというモードがあり走行距離目安が222kmと非常に伸びています。
通常のエコモードの場合でも148kmと長く走れるのが特徴で、走行距離で選ぶのであればヤマハのYPJ-ECがおすすめです。
また、ヤマハからはもう1車種クロスバイクタイプのebikeが発売されており軽さを重要視するのであればヤマハのYPJ-Cがおすすめです。
他社は20kg前後に対し、ヤマハのYPJ-Cは16.0kgと通常のママチャリなどよりも軽くおすすめです。
価格で選ぶのであれば2020年に発売されたブリヂストンのTB1Eが最安値です。
129800円と13万円を切る価格で次に安いヤマハのYPJ-Cと比較しても55,200円も安いです。
予算はないがクロスバイクタイプのebikeが欲しいというかたはブリヂストンのTB1Eがおすすめです。
バランスをとるのであれば、パナソニックのXU1がおすすめです。
ティービーワンeについては「ブリヂストンtb1eを解説 他のクロスバイク型電動自転車との比較やカスタムの紹介」により詳しい内容を解説しています。
マウンテンバイク電動自転車 ebikeの比較
マウンテンバイクタイプの電動自転車 ebikeを比較しました。
メーカー | 車種名 | 定価(税込) | 重量 | 走行距離目安 | 変速ギア数 | タイヤサイズ |
パナソニック | XM-D2 | ¥660,000 | 26.2kg | 107km | 20段ギア | 27.5インチ |
パナソニック | XM2 | ¥418,000 | 24.0kg | 107km | 20段ギア | 27.5インチ |
パナソニック | XM1 | ¥363,000 | 22.1kg | 78km | 10段ギア | 27.5インチ |
ヤマハ | YPJ-XC | ¥385,000 | 21.3kg | 210km | 11段ギア | 27.5インチ |
マウンテンバイクタイプの電動自転車の場合、ブリヂストンからは発売されておらず、パナソニックとヤマハのみです。
ブリヂストンは全体的にebikeの車種は少なく2車種のみです。
ヤマハのYPJ-XCはヤマハのebike全体の中でも代表的な電動自転車で、ヤマハ唯一のマウンテンバイクタイプの電動自転車です。
特徴としてはプラスエコモードがあるので走行距離は210kmと長いですが、エコモードでも145kmとマウンテンバイクタイプの電動自転車の中では最長です。
走行距離で選ぶのであればヤマハのYPJ-XCがおすすめです。
本格的なマウンテンバイクの電動自転車を選ぶのであればパナソニックのXM-D2がおすすめです。
価格で比較すると分かりやすいですが他の車種が30万円台に対し、パナソニックのXM-D2は60万円と価格が2倍近くになります。
機能面が優れており機能面で選ぶのであればパナソニックのXM-D2がおすすめです。
注意点としては、在庫限りなので、購入を検討される方は早めの購入をおすすめします。
パナソニックのXM2とXM2はほぼ同じebikeです。
比較するとバッテリー容量が異なっており、XM2はバッテリー容量12Ahで走行目安距離107km、XM1はバッテリー容量8.0Ah走行距離目安78kmです。
この点以外はほぼ機能は同じなので、バッテリー容量から選択するのがよいと思います。
パナソニックのXM2は在庫限りなので、バッテリー容量が大きいほうがよいということであれば早めに購入することをおすすめします。
ロードバイク電動自転車 ebikeの比較
ロードバイクタイプの電動自転車 ebikeを比較しました。
メーカー | 車種名 | 定価(税込) | 重量 | 走行距離目安 | 変速ギア数 | タイヤサイズ |
ヤマハ | YPJ-ER | ¥352,000 | 19.6kg | 242km | 20段ギア | 700C |
ヤマハ | YPJ-R | ¥253,000 | 15.2kg | 48km | 22段ギア | 700C |
ロードバイクタイプの電動自転車はヤマハのみの発売となっています。
車種は2車種のみとまだまだマーケットが小さいのかもしれません。
2車種を比較するとバッテリーが小さくお手軽だが走行距離が短いYPJ-Rとバッテリーが大きく、走行距離が長いYPJ-ERという2車種です。
電動ではないロードバイクに近いほうがよければ軽く変速ギア数が多いYPJ-Rがおすすめです。
一方、体力に自信がなく、電動アシストの恩恵をなるべくロードバイクで受けたいということであればYPJ-ERがよいでしょう。
アーバンバイク電動自転車 ebikeの比較
アーバンバイクタイプの電動自転車 ebikeを比較しました。
アーバンバイクはクロスバイクとシティサイクルの中間のような自転車で、アーバン(都会)で走るのに最適な自転車です。
ママチャリだとかっこ悪く、スタイリッシュでかっこいいがクロスバイクでは大げさという方にはおすすめです。
毎日乗る普段使いの自転車として非常に優れています。
このアーバンバイクの電動自転車版の比較です。
メーカー | 車種名 | 定価(税込) | 重量 | 走行距離目安 | 変速ギア数 | タイヤサイズ |
パナソニック | ジェッター | ¥164,780 | 22.0kg | 85km | 8段ギア | 700C |
パナソニック | ハリヤ | ¥142,780 | 23.2kg | 73km | 7段ギア | 26インチ |
パナソニック | ベロスター | ¥108,680 | 22.4kg | 50km | 7段ギア | 700C |
ヤマハ | YPJ-TC | ¥330,000 | 22.3kg | 237km | 18段ギア | 700C |
ヤマハ | PAS Brace | ¥177,100 | 23.2kg | 90km | 8段ギア | 26インチ |
ヤマハ | PAS VIENTA5 | ¥144,100 | 21.0kg | 74km | 5段ギア | 26インチ |
ブリヂストン | リアルストリーム | ¥171,380 | 22.5kg | 90km | 8段ギア | 26インチ |
パナソニック、ヤマハ、ブリヂストンと3社ともアーバンバイクの電動自転車を発売しています。
価格で選ぶのであればパナソニックのベロスターがおすすめです。
唯一10万円を切る価格設定がされており安価でアーバンタイプのebikeに乗ることができます。
ベロスターについては「ベロスターの魅力にせまる バッテリーやかごのカスタム性や評判を詳しく解説」に詳しい情報を掲載しています。
ただし走行距離が50kmと短いため、短距離を定期的に乗るという方むけです。
一方で走行距離目安が一番長いのはヤマハのYPJ-TCです。
プラスエコモードで237kmと非常に長くのれます。
そのため、毎日の普段使いだけではなく、オフの日の長距離ツーリング、サイクリングにも向いているebikeです。
そのほかの車種に関しては、価格は13万円前後から16万円前後、重量も21kgから23kg台、変速ギアも5段から8段とおおよそ同じスペックです。
デザインや詳細機能で比較し選ぶのがおすすめです。
ミニベロ型 電動自転車 ebikeの比較
ミニベロ型電動自転車はパナソニック、ヤマハ、ブリヂストン各社から発売されています。
ミニベロ型電動自転車については「電動ミニベロの選び方 メーカーごと車種の紹介やおしゃれで安いebikeも紹介」に詳しい情報を掲載していますので、ぜひ読んでみてください。
ebikeを車種別で比較 大手自転車メーカーの機能差を詳しく紹介のまとめ
Ebiekはマウン手バイク、クロスバイク、ロードバイクなどの電動自転車のことです。
ebikeは大手電動自転車メーカーで比較すると発売されている車種の有無や車種数などに違いがあります。
ブリヂストンは大手電動自転車メーカーの中では車種数が少ないです。
すべてのebikeの車種においてヤマハは走行距離目安が長く長距離のライドに向いています。
パナソニックはマウンテンバイクタイプのebikeに力を入れており本格的な車種は60万円の電動マウンテンバイクもあります。
これら違いや詳細比較を表でまとめているので、確認することでebikeを購入するときの参考になると思います。
ぜひこの比較表でよりよいebikeに出会ってください!